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娘達の帰郷

東京に下宿している末娘から 「大輔のフワフワ」 を送ってくれと言ってきた。 「大輔のフワフワ」とは ペキニーズの大輔をブラッシングして取った毛の固まりのことである。 これを嗅ぐと大輔特有の何とも言えない匂いがツ-ンとするのだが 夏に送ったものがもう匂いがしなくなったので新しいものが欲しいとのことである。 今年の年末は休みが短いから帰らないといっている。 家内に言わせると短期間ですぐ上京するのがつらいみたいだと言う。 長女は長女で福岡ドームのビックバン( KPOP のグループ)のコンサートをみるために東京から福岡までやって来て、 ついでに高速バスで帰ってきて2泊で戻っていった。 1週間後の 29 日には帰ってくると言うのにあわただしく帰ってまた戻っていった。 娘達にまともに向かい合うと何を話して良いか気まずくなるのだがいないとなると寂しい。 亡くなった母は息子の自分にどんな息子の思いがあったのだろう。

衆院選挙

国民の審判が下った。 劇的な結果に終わったが投票率が過去最低とも言われている。 言い換えると自分の運命に政治は影響していないと考えている人が多いということだ。 しかし偉そうなことは言えない。 自分だって 12 政党のどこに投票するか決められなかったので ネットで各党の政策一覧表 23 項目にわたって○×でチェックをして、2日前にやっと決めたのだ。 堤未果著「政府は必ず嘘をつく」 ( 角川ssc新書 ) では 「腑に落ちないニュースがあったらカネの流れをチェックしろ」 「人間性より企業利益優先のグローバル経済」 と資料をそろえて言っている。 今回の争点は景気、原発、 TPP 、消費税、普天間、領土等だったが、 底流にあったのは実行力の有無だったと思う。 3年前の自民党の敗退もそこにあった。 さて返り咲いた今、お手並みはどうなるだろう。 これこそ瀬戸際、日本の政治力を世界が見ている。

貧困大国アメリカ

ルポ貧困大国アメリカ(堤未果著)を読んだ。 4年前の本だがかなりのショックを受けた。 米国の中流家庭が大企業利益重視の新自由主義の登場によって急激に没落していったこと。 貧困家庭への給食プログラムが民営化されマクドナルド等のジャンクフードになったため 肥満者が増え医療費急騰のためさらに貧困が進んでいったこと。 公的医療縮小のため患者の負担が高額になったこと(1回の出産で 150 万かかる)。 教育にも競争原理が導入され成績の悪い教師は辞めさせられ、 補助金と引き替えに生徒の個人情報を軍に提供させられる。 軍はそれを基に入隊勧誘し、貧困家庭の学生は医療保険を目的に入隊する。 民間戦争請負会社が増え、戦争が民営化されていること。 そしてこんな状況を今度は日本に対して TPP ということで市場開放を迫っていること。 考えさせられるなあ。 「グローバル化」というけど結局、国の利益より大企業の利益を優先させるってことなんだ。

今年の漢字

早くも師走 12 月に入った。 ちょっと気が早いが今年一年を漢字一文字で表すなら何だろうと考えてみた。 事務所にも家庭にも今年は大過なく平穏無事であったと言える。 なので平常の「平」かなと思う。 ただ 2,3 日前、事務所のスタッフが 「所長、 65 歳ですかあ」 と何気なく言った言葉の語尾「ですかああ・・・」が妙に気になった。 事務所での最高齢者は 73 歳で独立し、退職していったし、 著名なところでは京セラの稲森会長は 80 歳で JAL を立て直した。 なので 65 歳はまだまだと思ってはいるが、 その実、あと何年充分な活動が出来るかと思うと、 5 年で 70 歳、どこまで身体が動いてくれるか、これは真剣に 「老いていく」 ことを考えないといけない。 「元気でぽっくり」 と冗談めいて言っているが 果たして充分に味わい満足した人生を送れているかと考えていたら 「末」 という字が浮かんできた。