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3月, 2013の投稿を表示しています

寒々としていた我が家の庭にもやっと春がやってきた。 細長い道のような庭に パンジー、ムスカリ、クリスマスローズ、スノーフレーク、水仙、アリッサム・・・ 「この花は、ほら、あなたとコッコファームで買った花よ」 「これはナーセリでサービス品だったからただで貰った」 ・・・ 家内が指さしながら説明してくれる。 彼女にとっては一つ一つの花に由緒があって、 その花がなぜ好きなのか、 なぜここに植えてあるのか、止めどなく言葉が続いてくる。 小物も好きでクーラーの室外機の上だのレンガの上だのに陶器やらブリキで出来た人形が置いてある。 「新しく買ったものはないと。みんな前の家から持ってきたものばかり。置き場所が変わると新鮮でしょ」 と説明が入る。 ペキニーズの大輔も庭に入ることを許されて歩き回ったり家内の庭仕事の横で寝そべったりしている。 「ここが大輔のオシッコポイント。困ったもんだけど、あきらめた」 と家の壁の苔が剥がれていた。 ・・・やっと我が家にも春がやってきた。

マイブーム

  最近のマイブームといえば ヤフーの無料動画サイト・ギャオでの中国歴史ドラマ 「三国争乱 春秋炎城」である。 毎日更新されるので毎日の楽しみとなっている。 紀元前 500 年頃、 呉と越にはさまれた小国「 淹城」は 弱小ではあっても平和で豊かな国であった。 王である伯淹は一見凡庸であるが呉と越の強国同士の激突の中で いかに争いに巻き込まれず平穏な国であり続けるか腐心する。 目立たず逆らわず、しかし自国の尊厳を失わない、 そんな国造りを目指していた。 そこへ公孫宇と言う青年が訪れる。 数々の功績を挙げ伯淹の信頼を得るが、 実は越の国から送り込まれた間者であった。 淹城の治水のため越の敵である呉に水を流す施策を進言すると 伯淹は他国の迷惑になることは出来ぬと諭す。 次第に彼は伯淹の人柄に惹かれ戦国の世でも平和で実直な生活を望むようになってくる。 ・・・といったストーリーなのだが、 あの中国にというと語弊があるが本当にすばらしい哲学なのだよなあ。

WBC

  あのオランダには勝てなくても敗者復活戦で何とかなるだろうと思っていた昨日のWBC 2 回戦、 終わってみればなんと毎回得点、全員安打、ホームラン 6 本、 7 回コールド勝ちの 16 対4。 驚いた。 8 日の台湾戦では 8 回、田中が打たれたところで堪えられなくなって消したので 翌朝のスポーツコーナーを見あさるはめになった。 なので昨日は満を持して 6 時半の放送開始からテレビをつけた。 夕食と重なったが食べながら見ることにした。 試合が始まって 1 番鳥谷が1球目を見逃し2球目が投げられようとした時、カミサンが 「そのうどんの肉は鴨の肉だけど味はどう?」 と聞くのでどんぶりに目を落として肉を口に入れ 「うん、うまいよ」 と答えた瞬間、歓声が沸き起こって 「入ったあ!ホームラン!」 ときた。 鳥谷は台湾戦の9回ツウアウトで盗塁を決め、 これが同点につながったが、そのセンスを買われての 1 番だったのだ。 その意義ある劇的先頭打者ホームランを見逃した。 カミサンがうらめしかったが、 そのあと打つわ打つわ、興味はコールド勝ち出来るか否かになってしまった。

眼鏡

  今朝、スタッフへの誕生カードを書いていたとき、 どうも字が見えにくいので、眼鏡をかけようと思って机の上を探したがなかった。 パソコンの後ろに置いたのかと思い覗いたがそこにもない。 今日は所内での作業なので背広ではなく Y シャツとネクタイにいきなりコートを羽織っていたが, シャツのポケットにもコートのポケットにも何度も念を入れて探ったがない。 実は昨年新調した眼鏡を失くしたばかりで古い眼鏡を辛抱して使っているのだが これも失くしたとあっては情けない。 落ちつけ! と自分に言い聞かせながら事務所に出社してからの行動を思い出し、 台所だのトイレだの探してみた。 やはりなかった。 そうか、車の中だと思い駐車場に出て車のサイドボードやダッシュボードを開けてみたがやはりない。 やっぱ恥をしのんで皆に言って協力を頼むっきゃないか と思い頭に手をやったら耳の位置に眼鏡の感触があった。 信じられない! 眼鏡をかけたまま眼鏡を探していたのだ! 古い眼鏡なのでうまく焦点が合わずかけていないものと勘違いしていたのだ。 なんと言おうか言葉がない。