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4月, 2013の投稿を表示しています

風貌

先週、寒い日が続いたのが原因だろうか、 きゅうりの苗が全滅したのであらためて土曜日に植えなおした。 今度は1株づつの畝を作って水はけを良くし、 駐車場のフェンスに延びていくように植えていった。 その作業をしているとき見知らぬ眼鏡をかけた中年の男性が車でやってきて U ターンして帰っていった。 お互いに目が合ったが挨拶するでもなく気にも留めなかった 。 作業が終わって事務所内に入って受付台をみると名刺と封筒がおいてあった。 「事務所が開いていたので声をかけたが誰もいないので帰ります」 と名刺にメモがあって、 それは小学校、高校、大学の寮で一緒だったが今は東京に住んでいる親友といってもいい T 氏だった。 上京したときに会ったり彼が帰郷したときに会ったり年に一度くらいは顔を合わせている仲なのに お互いに気付かなかったのだ。すぐ携帯に電話したら 「風貌が違って見えたからね」 と彼は笑って言ったが たった一年でお互い変わって見えることにショックを感じてしまった。 気持ちは全然変わってないのにね・・・。

春雷

日曜日の夕方、突然雷が鳴った。 まさか北朝鮮のミサイルでもないがペキニーズの大輔にとってそれほどの脅威になっている。 家内の腕に抱かれて 「大輔が私から離れないとよ」 と部屋に入ってきた。 「抱いてくれってせがむと。一人になりきらんと。雷がこわいと」 先月、自走式掃除機のルンバを貰ったので試運転しようとしたとき、 大輔が好奇心で鼻を近づけたら急に動き出したので驚いて20センチほど垂直に跳び上がったそうだ。 それ以来ルンバは充電器に収まって動いていない。 「犬らしくない犬、人に抱かれることを嫌い、気位が高く恐れを知らない」 とネットで調べるとそう書いてある。 大輔の場合、確かにそうであるが、そうでないところもある。 よその犬に対してはなるほど敵対心があるが人間に対しては愛想が良い。 触れるのが嫌いではなく抱かれるのを嫌がらない。 気位は高いが得体の知れないものには臆病である。今6歳。

クラス会

日曜日の昼、 高校のクラス担任の先生が 88 歳になられたと言うことで 米寿を祝うためクラスの有志がホテルニューオオタニに集まった。 JR で熊本駅まで行ったが朝から冷たい風が吹き寒かったが 車内は暖房が入っていて助かった。 先生は城南町からタクシーで来られ歩くことがかなり不自由になっておられたので車椅子に乗って貰い、 耳も遠くなられていたので隣席の女子が筆談で皆の挨拶を伝えた。 他のクラスの生徒も参加して 18 人、 66 歳になって、リタイヤ組もいるが ほとんどがなにかしら仕事を持っていた。 挨拶や仕草を見ていると、それぞれが個性を持って上品に歳を取っている。 思いやりのあるユーモア、優しい心遣い、謙虚な失敗談、 同じ 66 歳なのに成長していない自分に気付いてしまう。 何歳まで生きるか分からないが、 どう歳を取っていくか、 究極の問題なのにやはり安閑としている。

2坪畑

土曜日、 トマトときゅうりを食べたいという、 かねてからの女子スタッフの要求を入れて2坪畑に トマトの桃太郎を5株、ミニトマトを2株、きゅうりを2株づつ3種、シシトウ2株、なすび1株を植えた。 朝、ハンズマンから肥料と苗を買い、その足で事務所に行って耕した。 1 万円で買っていた耕運機を倉庫から引き出して動かしてみたが 音は一人前だが掘り起こすのは5cmしかしてくれない。 上っ面だけなので結局今までどうりスコップで耕した。 肥料をまき、畝をつくり 100 円ショップで買っていた支柱を立て、 根元に植えつけていった。終わったのが夕方 5 時過ぎ。 途中昼食とりに自宅に帰ったが、お隣の老婦人が 「精が出ますね」 と言ってくれた言葉通り、夢中で作業した。終わると爽快。 だが翌日、肩は凝るは、腰は痛いは、太ももはパンパンになるはで、行きつけの整体に行き、 やっぱりすっきりしないので菊陽のさんさんの湯に入ってきた。 しかし今朝、出来上がった畑を見ると小さい苗が青々としていて これから成長していってくれるかと思うと心が弾む。