ちょっぴり社説
宿題がない週末は最高に幸せである。 義務感のない一日は心身ともに自由なのだ。 それが土曜日曜と二日間も続く。 もっともこの「ちょっぴり社説」は宿題と言えば宿題なのだが、 たいてい日曜日の昼食直前に「書かなくちゃ」と思い出す。 したがって二日間のうち一日半は幸せでいられる。 たった四百字程度の文章を書くのに一時間、 遅いときは三時間かかるときもある。 文章力がないのに 13 年続いている。 せっかくの週末をなぜつぶすのかとも思うが、 月曜日発信の「週間フジ」に週末の出来事を 間に合わせたいと思うから週末まで書かないのである。 今週末は日曜日の午後にボランティアに行った。 患者さんにコーヒーをあげたり話相手になりながら 「いつもの自分よりいい人をやっている」 と言う思いが湧いたが 「いい人である時間を持つことで自分を癒しているのだ」 と思い直すと気が楽になった。 このちょっぴり社説も同じようなもので、 文才もないのに恥もなく書き続けているのは、 何かを伝えようではなく自分をさらけてどう表現するか 結局は自分のために書いているのだと思っている。