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9月, 2014の投稿を表示しています

ぶさかわいい

日用品を買うため、ミスターマックスに行った。 ここに来たら必ず立ち寄るのがペット売り場である。 今日は珍しくパグの子犬がいた。 普段はチワワとかトイプードルとか、 いわゆる「かわいい系」ばかり置いてあって、 パグやペキニーズ、フレンチブルだのいわゆる 「ぶさかわ系」はめったに置いてない。 「おう」と思わず声を上げてショーウィンドウをのぞき込んだ。 この「ぶさかわ系」の魅力が分かる人は少ない。 まず愛情豊かで、すべてを許せる包容力がないと その魅力を理解できない。 あのはなぺちゃでむき出しの両目が左右に開いた顔を 心の底から可愛いと感じるのは真実を見抜く 天性の能力が ないとできない。 4,5 年前だが信じられない話がある。 パグを飼って2匹目もペキニーズにしたとき、 遊びに来た家内の友達が 「今度もはなぺちゃ犬?」 とあきれた風に言った。 家内が「かわいいでしょ」と返したら 「あ~、それでクワタさんのご主人は、あのご主人」 と言ったという。 家内はいかにも心外だという風に話してくれたが、 当のご主人の自分はそこまで言うかと 感心こそすれ怒る気持ちはまったく起きなかった。 だって、僕を選んだあなたは愛情豊かで、 真実を見抜く天性の能力を持っているんだもん。

朝の楽しみ

  この数年、おそらく 10 年ぐらい経つだろうか、 家の洋式トイレでは小用のときも座って用を足している。 家内から「タモリさんもそうしているよ」 と言われて 座るようになった。 これはお勧めする。 トイレがまったく匂わない。 劇的に清潔である。 従って朝はここでゆっくり新聞を読む。 何分も座っているとお尻がしびれてくるので 下に敷いてあるふかふかのトイレマットに座り、 便座のふたを閉め、机がわりにして新聞を読む。 新聞を読みながら歯を磨きシェーバーで髭を剃る。 30 分は優に過ごすが非常に快適で有意義で 毎朝の楽しみとなっている。 家内が見たら「もう!」と言うだろうが、 いまだ見つかっていない。 彼女は台所で弁当を作っているからだ。 新聞は熊日を取っているが1面の左下の 「たから箱」がおもしろい。 子供達の短い詩だが先日は「犬」という詩で 「名前はてんごくのてんだけど  ぼくのてをかんだ いたかった さいあくだった」 思わず吹き出した。 大輔そっくりの犬だろう。 「わたしを語る」は今、めがねのヨネザワの 米澤房朝社長が書いておられる。 苦労話だが前向きの姿勢が素晴らしい。 「伝えたい私の戦争」も必ず読む。 連載小説「御用船帰還せず」も読んでいる。 「リーチ先生」は最近読みあぐねている。 漫画の「くまモン」は素直なストーリーで数秒で読める。 うっかりすると出社時間を忘れてしまう。

原発利権

  早く読まないとと思っていながら読めなかった 「原発ホワイトアウト」を連休中に読んだ。 現職の東大卒官僚が書いた原発をめぐる官と民の癒着、 公益を唱えながら自分の身を守るための仕組み造り、 結局は国民の安全よりも経済優先、 端的に言うと自分の地位と金銭確保に走る 政府閣僚と電力会社幹部そして 与党野党を問わない 政治家の動き。 それぞれの立場が具体的に書いてあり そういう仕組みならそうなっても おかしくないと思ってしまう。 北欧4ヶ国は立法、行政、司法に監視(オンブズマン)の 4権分立を取っている。 監視の目があるから7割の税金を取られても 国民のために使われていると言う信頼がある。 日本の場合、国税が公正に使われていると 確信を持っている国民がいるだろうか。 この監視制度がないと公的組織がいつの間にか 自分のための組織になってしまう。 組織が自分の組織存続を考えるのは 当然のことであるから内部告発を受け入れる筈がない。 特定秘密法以前の問題である。 彼らは国益よりも自己益をまず善と考えてしまう。 日本は裕福国だと思っているが一人当たりの GDP では世界で24位でしかない( 2013IMF )。 北欧3カ国は7位以内、ビリのフィンランドでさえ 14 位である。 気持は性善説でも国家組織に対しては性悪説を 取った方が国民のためになる。

フジ夫 なう

  先日、朝、事務所の駐車場に車を止めた瞬間、 違和感が走った。 フジ夫が出てこないのだ。 普段なら着いた途端「遅いぞ!」と 鳴きながら走り寄って来る。 見回すと壁際の石油タンクの下で 立ち上がろうともがいている。 「えっ、車に轢かれたか」あわてて車を降りて 走り寄ると片方の前足が突っ張って硬直している。 「どうした?」 突っ張っている前足を見てホッとした。 首輪の中に前足が入り込んで 肩まで食い込み動けなくなっていたのだ。 早速首輪を外して付けなおした。 外傷もなくちゃんと歩ける。 社内に入れて餌をやったが 普段と変わらない様子で食べた。 どうせ野良猫だったのだからと心の中で 半分逃げ道を作りながらもう一年たった。 一日たりともいなくなることもなく 毎日フジ夫はやってくる。 朝、業務が始まる前に外に出し、 夕方4時半になると事務所に入れて餌をやり、 事務所を閉めるとき最後の者が外に出す。 冬はケージにいれて暖房した 応接室で夜を過ごさせる。 週末も朝と夕、欠かさず餌をやりに出社する。 動物病院から予防接種のはがきが届いた。 予防接種も必要だが生来の白血病が もしかして治っていないか採血して貰おうと思っている。

 アシスタント・インストラクチャー

先週から、熊日スピーチトレーニング教室の アシスタント・インストラクチャーをやることになった。 3 年前、この教室に 1 年間通って メイン・インストラクチャー上畠栄一先生のご指導を受けたが、 最近思うところあって、というか、 実はあるセミナーで滑ってしまい、 かなりの落ち込みが 脳みその中を飛び回りどうにもトラウマになりそうだったので、 もう一度一から学びなおそうと先生に相談してみた。 そしたら即座に新しく始まる教室の アシスタント・インストラクチャーをやってみたらどうかという お誘いを受け、自分の力を省みずお受けした。 教室の初日、熊日の担当者から 「アシスタント・インストラクチャーのクワタ先生です」と紹介され 「えっ、先生?」と、 教壇に立つ足がぶるっと震えたが、 アシスタントの役割を果たさないととなんとか踏みとどまった。 20 人の受講者で最高齢が 67 歳。 始まる前にその人と話したが、 普段の会話は何でもないのだが、 「スピーチを」と言われると途端に 口がこわばるとおっしゃっていた。 そうなのだ。 「よそいき」になるとなにか特別なことを 言わなきゃと思ってしまって身も心もおかしくなるのだ。 講義が終わり、上畠先生から 「ご苦労様でした」 と言って貰い、 なんとかアシスタントとして役割を 終えられたかと思い、ほっとした。 これが当分続くのね。