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11月, 2018の投稿を表示しています

日常塾

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25日午後、 元県立劇場館長の鈴木健二先生が来熊されて パレア9階で半日の日常塾を開講された。 満89歳だが90歳だと言われる。 それは太平洋戦争で 未だに遺骨が帰っていない 120万人の戦没者を忘れないために 当時の年齢の数え方で言っているんだと話された。 杖は使われていたが 言葉には覇気があり記憶力も衰えがなく 人名もスラスラと留まることもなく話された。 「あなたの人生で一番輝いたとき」というテーマで 塾生の意見を引き出していかれた。 私も指名されたが、 転職を10回以上繰り返して やっと40歳で税理士試験に合格したことを話した。 「初めて聞いたな」と鈴木先生はおっしゃってくれた。 出席者は50名だったが 和やかで笑い声が行き交った講義であった。 私の部屋の壁に先生の揮毫で 「生きて生きて生き抜く」という色紙を掛けている。

未充足ニーズゼミナール

先月から始まった 「未充足ニーズ」ゼミが快調である。 宮崎から橋口善次先生をお呼びしてのマーケティングゼミである。 当事務所で12名ほどが集まって 土曜と日曜の月2回各5時間ずつのゼミで、 当事務所からは私と娘の言納が参加している。 1回目は基本理論の説明があり2回目の今月から早速、 1社ずつ参加企業の商品コンセプト作成が始まった。 2チームに分かれての作業で 最初のターゲット企業はフジ経理センターと 地場企業のサプリメント会社に決まった。 サプリ会社からは開発担当の3人の若い博士と 役員の方が参加されている。 「未充足ニーズ」とは 消費者が未だ充たされていないニーズを探し出し 商品化していくというもので ターンオーバーという過程では 文字通り常識をひっくり返す発想を求められる。 チーム から飛び交う奇想天外の 構想に目を白黒させなが ら 橋口先生の大丈夫だか らの励ましの声に なんと か支えてもらいながらの ゼミであった。 次回のコンセプト作成が 不安であるが楽しみでも ある。

たぬこと栄吉

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朝、駐車場に車を着けても「たぬこ」が来ていない。 「えっ!どうかしたのか」と不吉な予感が走る。 毎日欠かさず「おそい!」と言って走ってくるのに、 ある時は空調機の室外機の上からボテッと降りてきたり、 如来様の横からススッと走ってきたり、 止まるべきスペースでじっと待っていたりするのが、 今日はまったく静かで誰もいない。 よもやと思いつつ ツツジの植え込みの中に作ってあるネグラの中を おそるおそる覗きこんだとたん、 脱兎のごとく飛び出したのが「栄吉」であった。 「しまった栄吉にネグラをのっとられたか」 と思った瞬間「にゃあ!」と奥から「たぬこ」が顔を出した。 なんと狭いだろうにネグラの中で一緒に寝ていたのだ。 たしかに仲が良いと言えばけんかもせず 一緒にご飯を食べるしひなたぼっこもする。 どういう関係かは分からぬが雄と雌なので一応、 栄吉はたぬこの彼氏と言うことになっている。 なので触らしてもくれないが栄吉にも 「どうぞ」といって餌をやっているし 時にはチャオチュール もサービスしている。

「僕とシッポと神楽坂」

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昨日の日曜日「僕とシッポと神楽坂」は ちょっと切なくて途中で見るのをやめてしまった。 心臓腫瘍のゴールデンレトリバーの犬が 坂の上動物病院に運ばれて来たのだが 他の病院では手術が難しく受け入れてくれず 高円寺(相葉)先生は可能性がある限り手術を引き受ける と言って飼い主の中年女性を勇気づけた。 その付近でストーリー展開が予想され、 これは一悶着あって続けて見ると疲れるなと思い GYAOの別の映画にした。 月曜日の今日お昼の弁当時間で そういえば途中だったよねと思いだして続きを見た。 食べながら見ていたらなぜか涙が出てきた。 自分はなんと安上がり感性だと思いつつ、 どうせただで感激できるのだからと 嗚咽をこらえながら弁当を食べた。 案の定、手術は成功するが術後の経過が悪く犬は死亡する。 するとSNSに坂の上動物病院への非難が炎上し 周りの住民達との関係もぎくしゃくし出す。 そしてその女性も失踪してしてしまう。 その知らせを女性の息子から聞いた 高円寺先生以下スタッフ達は町中を探し、 ついに女性を捜し出す。 高円寺先生の動物に対する思いが女性や息子に伝わり、 SNSに仕掛けた張本人は自分だとその息子が名乗って 一件落着する。 その高円寺先生の「虹のふもとで動物たちは待っています」 というせりふが何度聞いてもぐっと来てしまうのが 前期高齢者の安上がり感性なのだ。