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熊本城マラソン

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今年は 57 才の                             男性スタッフが 出場するというので、 いつもの本田橋付近で応援することにした。 何時頃通過する予定かと聞いたら 今年はほとんど練習していないので 1 1 時半か、 もしかしたら 介護バスに 乗っているかもしれないといった。 そこで 11 時を目指して 事務所を出たが 本田橋の近くで工事中のため、 いつもの道が使えず 細い道を右往左往していたら、 ガツンという不気味な音と 同時にハンドルに衝撃が走った。 降りてみると 左の車輪が用水路に落ち込んでいた。 久しぶりの愁嘆場である。 バックしても車腹が 用水路の端の上にあって動かない。 よっぽどほったらかして 応援に行こうかとも思ったが、 幸いに通りかかった 中年の男性が声をかけてくれ、 テキパキと動いて ジャッキで車体を上げ、 近くの工場からパネルを探し出し、 用水路に敷いて、 無事抜け出すことができた。 あとから聞くと仕事で行った 東南アジアで散々こんな事を やって来たと話された。 目から涙が出た。 失礼とは思ったが 気持ばかりのお礼をさせて貰った。 本田橋についたのは 11 時40分。 最後尾の介護バスまで見たが お目当てのスタッフには会えなかった。

墓標

毎週土日、朝と夕方、 今まで餌をやるため出社していたが、 もうその必要はなくなったと確信した。 もしかしてほかの黒猫だったかも 知れないと疑ったのは 首輪をしっかり確認していなかったからだ。 体つきを見てチッチだと思ったが 頭部は損傷して見分けがつかなかった。 しかし、あれから 1 週間経った。 いつもの黒い姿を見せてくれなかった。 あれはやはりチッチに違いなかった。 聖観音菩薩像の足元に 眠っているフジ夫の隣に埋めてやろうと思う。 毎朝、駐車場に車を止めると 駆け足でやってくるチッチの後ろ首を つかんでひょいと腕に持ち上げると 鼻をすりよせてくれるのが一日の始まりだった。 墓標には 「とつぜんだったね。          でもありがとう。                 わすれないよ」 と刻むよう頼んである。