大輔 なう

  

早朝、出勤するようになって



ペキニーズの大輔の散歩は



ほとんどやらなくなっていたので、


音を立てても知らんぷりして寝ている。




寒い冬の間は家内の布団の上で寝ていたが



温かくなったので階下のフローリングの上で



ゴロンと直に寝ている。




起こすと可哀想なのでそっと出て行く。



連休に本来の飼主である長女が



帰って来るというので行きつけの動物病院で



シャンプーして貰ったようだが



いつものシャンプーではなく薬用シャンプーであった。




抱き上げて胸のあたりを嗅ぐと漢方薬の匂いがした。



ぶち猫のフジ夫が逝って5ヶ月になるが、



あの独特のふくよかな匂いが懐かしい。



次の野良猫が来ないかと餌をプレートに入れて



駐車場の隅に置いておいたら



カラスにプレートごと持って行かれた。



大輔も8歳と7ヶ月であるが最近眼が悪くなり、



目やにが溜まるようになった。



目やにを見つけると家内は専用の目薬と



犬用クッキーを持ってきて、大輔を呼ぶ。



左手で大輔の頭を持ち



親指で下のまぶたを開き



右手で目薬をさす。



すでに熟練している。



さした後ご褒美のクッキーを



大輔に食べさせて点眼は終わる。








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