帰ってきたスフィ





事務所に電話がかかってきてスタッフの男性が出てくれたが



事情が分からず間違い電話とされた。



翌日再びかかってきて娘の言納が出て事情が分かった。



昨年9月にいなくなったスフィの消息であった。



とても人懐っこくて可愛かったから



どこかに飼われているよと言納と納得しあったのだが、



吉原町付近の老夫婦宅に通っていたのだった。




ところが最近、口の中が荒れて食べ物が食べれなくなり、



とうとう亡くなったので、



首輪が苦しかろうと外してみたら



電話番号が書いてあったのを見つけたということであった。



先方では「あか」と呼ばれていて



畳の上で日向ぼっこするのが好きだったとのことである。



会いたかったでしょうとのご厚意で



事務所まで運んでいただいた。



私は出張していたので言納が会ってくれた。



先方で荼毘に伏すとのことであった。 






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