曻地 三郎先生
しいのみ学園と聞いて
聞き覚えある方もいらっしゃると思う。
日本初の障害児教育施設で昭和26年に設立された学園である。
映画やテレビでも報道されているとのことで、
その創始者が曻地 三郎(しょうちさぶろう)先生である。
明治39年に生まれ平成25年107歳で天寿を全うされた。
いつも見慣れた日めくりカレンダーに先生の言葉
「禍を試練と受け止めて前進せよ。今からでも遅くない」
とあるのをなぜか気になって
著作「106歳を超えて、私が今伝えたいこと」を
ネットで取り寄せて読んでみた。全身に力が湧いた。
高齢者となっても仕事を続ける立場にある自分にとって、
「わたしは96歳まで脳性麻痺の二人の息子と
パーキンソン病の妻の介護を続けてきました」
という言葉は激烈であり
「お前なんぞの苦労は苦労に入らない」と
喝破されているような気がした。
「私は95歳から世界中を飛び回って
講演活動をするようになり、
そのために必要な中国語やロシア語を勉強した」
「多くの人は老いたから新しいことは学ばないと
思っているでしょうが新しいことを学ぼうとしないから
どんどん老いていくのです」
「小さきは小さきままに、
折れたるは折れたるままにコスモスの花咲く~障害を持った子供達も
しっかり目を輝かせ一生懸命勉強し日々を楽しく、
精一杯生きています」
勇気づけられますね。
生きている限り青春です。
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