大輔なう

 


食事の後、




わが家では必ずと言っていいほど、
                                               




お菓子が出てくる。
     

                
朝は、わたし一人早いので、




マグカップに大麦若葉の粉を入れ、]




お湯で溶かして呑みながら、




あんぱんか菓子パンを食べる。

         


キッチンカウンターに




新聞を広げて読みながら立ったまま食べる。




当然のようにペキニーズの大輔が




足元にやってきて下から見上げる。




散歩も済ませ、




ドッグフードも食べているのだが、




「くれ」と言うのだ。




あんパンの切れ端をちぎって彼の真上で放す。




ほとんどキャッチする。




これが習慣となって夕食の時、




大輔が寄ってくると、




察知した家内からしかられる。




「大輔にやらんで。




獣医さんから太りすぎだと言われているとだけん」




「・・・・」




「あのね、大輔は身も心も上品に育ててきたと。




なのに、あなたがだらしなくお菓子をやるから




身体だけでなく、心までガサツになってしまったタイ」




「・・・・









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