あっけない



大相撲大阪場所が終わった。






注目された琴奨菊は




綱取りどころではなく




勝ち越しするのがやっとで、




むしろ稀勢の里と豪栄道が発奮し




日本人力士の存在感を見せてくれた。




稀勢の里が2敗で白鵬が1敗。




千秋楽の最後の取組は




白鵬対日馬富士の一番で、




白鵬が勝てば4場所ぶりの優勝となり、




負ければ稀勢の里と優勝決定戦と




なるという一番であったが、




固唾を呑んで見ていた勝負は一瞬で決まった。




白鵬が右手を日馬富士の顔にかざし、




体を左へ交わしたとたん、




日馬富士はそのまま宙に突っ込んで




土俵の下に落ちた。




決まり手は突き落としとされたが




突いた様子でもなかった。




控室に戻って髷を直して貰いながら




インタビューを受けている表情は




緊張から解きほぐされた




安堵感からホッとした様子を見せていたが




観客は表彰式を待たず




半分ほどが席を立って帰って行った。




表彰式が始まるとブーイングを受けた




白鵬は涙ながらに




「あんな展開で決まるとは思わなかった」




と謝罪した。




場所中のだめ押しをするくらいの




激しい闘志の裏に苦手の日馬富士に




横綱同士の真っ向勝負を避けた




弱気が見えたかとその時は思った。




しかし、控え室に戻ったら




「稀勢の里もやっているから文句なしでしょう」




と言ってニヤリと笑ったとか・・・




大横綱なのに朝青龍を髣髴とさせる




ヒール役になってしまったのか。








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きびこ なう

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