観音菩薩

 


先日、相談に来られたお客様が

                                         



駐車場に立っている




聖観音菩薩様の




石碑に書いてある文章の意味を尋ねられた。




「未だ至らざるを青春と言い




青春を菩薩という・・・青春菩薩」




平成2年、事務所を建てるときに




植木町の石材屋さんから菩薩像を買って、




その銘をつけるつもりで石碑に刻んで貰った。




中国五行思想によれば




季節を青/春、朱/夏、




白/秋、玄/冬と色付けした。




方向も四色でわけて




相撲の土俵の房の色もそうなっている。




春はこれから始まるという意味で




青春時代などと若々しく希望一杯だが




危なっかしい未熟な時代として

                                                   



青で位置づけられる。




方向でいうと日が昇り




一日が始まる東は青である。




一方、天台宗の十界論では




人間の境地を十に分けて、




仏界を円満な悟りを得た最高境地とし、




最低の境地を地獄として




餓鬼、畜生、修羅、人、天の




六界とあがっていき、




通常の人間はこの六界を輪廻する。




いわゆる六道輪廻である。




その上に声聞、



縁覚の二乗という聖者格があって、



その上が菩薩であり仏の一つ下である。



しかしこの菩薩は上求菩提下化衆生



(自分も仏になろうと求め修行




しながらも共に大衆を仏に導こうとする)を



役目としているので仏母ともよばれる。




私の思う輪廻転生説はまさに




この菩薩様の姿のように、



傷つき励ましつつ、




互いに生まれ変わりしながら




修行を続けていく




人間の姿のような気がしている。




なのでこの石像を青春菩薩と名付けたのだ。











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