たぬこなう2


この社説の書く材料がなくなったり時間がないとき、




大体ねこやいぬの話でまかなっている。




これだったらなにも考えることなく書けるからである。




一日も欠けることなく毎日会っているから



それなりに書ける。




たぬこの鼻血は止まっていない。




もはや温かくなる日を待つしかないと思っている。



薬をやればまた不測の事態に陥るかもしれないからだ。



毎朝(土日もなく朝夕餌やりに)


出社すると勝手口にしっかり現れる。



ネグラのなかで寝ているところ見たいのだが一度もない。



どんなにそっと近寄っても、



車の音で気づかれて勝手口に出てくる。



ただ昼間に覗いたら寝ていたこともあって、



そんなときは「ごめん、寝てていいよ」



と出てこようとする頭を押さえ込む。



風よけに垂らしてある和手ぬぐいを



「起こしたくせにまたねろって言うのか」



といわんばかりに前足でたたく。



ペットを横において仕事をしても良い会社があるらしい。



会議で議題が息詰まったときネコがいると



和やかになるそうである。



もっともその会社はペット用品の会社であった。










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