風貌
先週、寒い日が続いたのが原因だろうか、
きゅうりの苗が全滅したのであらためて土曜日に植えなおした。
今度は1株づつの畝を作って水はけを良くし、
駐車場のフェンスに延びていくように植えていった。
その作業をしているとき見知らぬ眼鏡をかけた中年の男性が車でやってきてUターンして帰っていった。
お互いに目が合ったが挨拶するでもなく気にも留めなかった。
作業が終わって事務所内に入って受付台をみると名刺と封筒がおいてあった。
「事務所が開いていたので声をかけたが誰もいないので帰ります」
と名刺にメモがあって、
それは小学校、高校、大学の寮で一緒だったが今は東京に住んでいる親友といってもいいT氏だった。
上京したときに会ったり彼が帰郷したときに会ったり年に一度くらいは顔を合わせている仲なのに
お互いに気付かなかったのだ。すぐ携帯に電話したら
「風貌が違って見えたからね」
と彼は笑って言ったが
たった一年でお互い変わって見えることにショックを感じてしまった。
気持ちは全然変わってないのにね・・・。
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