昨年の今

 

今年も12月に入ってしまった。



去年の12月は何を話題にしたのかと




思ってこの原稿をさかのぼってみたら、




8日にフジ夫が亡くなっていた。

                                        



初代のぶち猫である。




一月ほどたった後日




『もし次の猫が舞い込んできたら、




おそらく「今度は君か」と抱き上げると思う。




あえて欲しいとは思わないが




野良猫として迷い込んだきたら受け入れると思う』




と、フジ夫を偲んだとき書いている。




その「今度は君か」が黒猫チッチである。



思えば試しに置いたエサを




カラスが食べたのか、




猫だったのか、




濡らしたコピー用紙をエサ皿の下に置き、




翌日確かめたら肉球のあとが大小四つ、






これがチッチとの出会いであった。




最近は「エサくれ」と出社したばかりの




私の足に伸び上がってニャーニャーと



歩くことさえ出来ないばかりの要求の仕方である。




そこまでやるのなら、




こちらの要求にも応えてよと




抱っこしようとかかえたら




「そこまで許したわけじゃない」と、




手でつっぱり、足で蹴る。




こんな感じで12月も終わっていくのだろうか。












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