人間ドッグ
先週、日赤で人間ドッグを受けた。
検査の待ち時間で新聞を読んでいたら、
いきなり「今日は!」と同年代と思われる男性が隣に座ってきた。
あまりにも自然な形で座ってきたので知ってる人かと顔を見たが思い当たらない。
彼は受診服ではなくて私服だったので
「今日はここへは何だったんですか?」と聞いてみた。
「ペースメーカーの状態を見せに来たっです、大牟田から。ここから呼ばれたもんで」
「ペースメーカー?心臓の?」
「昭和63年から付けとるけん、もう24年になります。いっちょん普段と変わりまっせん」
「失礼ですが、おいくつですか?」
「83です」
「えっ!83歳!お若く見えますね。私と同年代かと思ってました」
彼が呼ばれるまで会話は続いたが、頭髪もしっかりしていたし背筋もしゃんとしていた。
これほどのハンデを抱えながらこの人は83歳の人生を送っている。
~勇気をもらったね65歳。
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