花のあと

 


昼休みの昼食時間は弁当を食べながらYahoo


無料動画Gyaoを見るのが楽しみになっている。


なんと言ってもタダなのだからそれなりのB級ものが


多いけれど時々えっと驚く映画がある。



今なんども見返している映画が東映の藤沢周平原作


「花のあと」である。



寺井家の一人娘以登(いと、北川景子)


父から剣の手ほどきを受けた男まさりの使い手であったが


城内の桜の下で出会った若侍に淡い恋心を抱く。


50年経って祖母となった以登が孫達に


この一連の物語を話して聞かせる。



父を國村隼、その友人を柄本明、初恋の侍が宮尾俊太郎、


不正をはたらく藩の重鎮を市川猿之介、


そして以登の許嫁を甲本雅裕が演じている。



いつもはちょい悪役 (例えば「花咲舞が黙ってない」の


敵役真藤本部長の腰巾着、児玉次長とか)である


甲本が絶妙の演技でにんまりさせてくれる。


父と友人の碁を打ちながらの会話も國村と柄本という


味わいのある二人のそつのない場面になっている。


北川と猿之介の殺陣は意外によかった。


北川景子はかなり殺陣を練習したにちがいない。


対決の時の二人の剣の構え方、抜き方が斬新であった。


ただ和服の歩き方は相当難しいと思われる。


ラストシーンの桜の下を甲本と北川が歩くのだが


北川の歩く姿がかなり意識した歩き方であった。


それでも流れる一青窈の主題歌がせつなく優しく、


「花のあと」を調えてくれた。


決闘シーンと桜の下でのラストシーンは


何度見ても飽きない。


原作とは違った緻密さがあってやはり


中西健二監督の思惑どおりの作品なんだろう。


DVDをネットで注文した。









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