原発利権

 

早く読まないとと思っていながら読めなかった


「原発ホワイトアウト」を連休中に読んだ。



現職の東大卒官僚が書いた原発をめぐる官と民の癒着、


公益を唱えながら自分の身を守るための仕組み造り、


結局は国民の安全よりも経済優先、


端的に言うと自分の地位と金銭確保に走る


政府閣僚と電力会社幹部そして


与党野党を問わない政治家の動き。



それぞれの立場が具体的に書いてあり


そういう仕組みならそうなっても


おかしくないと思ってしまう。



北欧4ヶ国は立法、行政、司法に監視(オンブズマン)の


4権分立を取っている。



監視の目があるから7割の税金を取られても


国民のために使われていると言う信頼がある。



日本の場合、国税が公正に使われていると


確信を持っている国民がいるだろうか。



この監視制度がないと公的組織がいつの間にか


自分のための組織になってしまう。



組織が自分の組織存続を考えるのは


当然のことであるから内部告発を受け入れる筈がない。



特定秘密法以前の問題である。



彼らは国益よりも自己益をまず善と考えてしまう。



日本は裕福国だと思っているが一人当たりの


GDPでは世界で24位でしかない(2013IMF)。



北欧3カ国は7位以内、ビリのフィンランドでさえ


14位である。



気持は性善説でも国家組織に対しては性悪説を


取った方が国民のためになる。








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きびこ なう

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