人生の目的
元NHKアナウンサーの鈴木健二さんが
主催した日常塾で心に残った講話がある。
仏壇に飾られている燈明と供花の意味を
考えなさいという問に誰も答えられなかった。
すると鈴木先生は
「燈明は闇を照らす智慧の光、
供花はまわりを和ませる慈悲の心を表している。
すなわち仏様はこの二つを人生のテーマ、
生きる意味だと教えておられるのだ」
と説明された。
もう30年ほど前であるが
年を取れば取るほど
自分に言い聞かせている
言葉になっている。
この世の中は
人智の及ばぬ奇跡によって
成り立っているが
智慧の働きによって
人間は少しずつでも進歩し続けている。
人間関係もまわりを傷つけることなく
思いやり和ませれば自分自身も
幸せをつかむことが出来る。
智慧を磨き人を愛する。
これが人生の目的だというのである。
単純にして明瞭であり反論すべくもない。
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