AI戦争
今朝の日経新聞を読んで、背筋が寒 くなった。 戦場ではAIが膨大な情 報を処理し、 わずか数秒で攻撃の戦 略を組み立てるという。 だが、速い ことと正しいことは別である。 イラ ンでは、何年も更新されない古い標的情報に 学校が反映されず、 百五十人を超す子どもたちが命を奪われたと報じられた。 古い記録では学校として扱われていなかった。 だから撃った。 そんな理屈が、教室で学ぶ命に通用するはずがない。 それともアメリカに歯向かうイランの全国民の老若男女は 一人残らず犯罪者で死刑は当然のことだと考えているのだろうか。 まさか。では、誰が責任を取るのか。 誤ったデータを入れた者か、AIを作った会社か、 攻撃を承認した軍人か、それとも大統領か。 賠償はどうなる。 戦争犯罪として裁かれないのか。 トランプ大統領から、 遺族への明確な謝罪すら聞こえてこない。 これほどの死を生んでも「大量殺人者」と呼ばれず、 作戦の成功だけが語られるのなら、 正義とはずいぶん都合のよい言葉である。 AIは刑務所に入れられない。 責任も感じない。 だからこそ、最後に決めた人間の責任を見逃がしてはならない。 人を救うために進歩したはずの科学が、 人を殺す速度を競い始めた。 この地球の科学は、どこか根本からおかしくなっている。