久しぶりのジョン・ウェイン
ユーチューブでジョン・ウェイン の『ホンドー』を観た。 1953年製 作というから、もう七十年以上も 前の映画である。 筋立ては実に単 純で、 登場人物の心の動きも今ど きの映画のように 入り組んではい ない。 だが、だからこそ胸にすっと入ってくるものがある。 ジョン・ウェイン演じるホンドーは、 まさにヤンキー魂そのものだ。 飾らず、ぶっきらぼうで、理屈をこねない。 けれど筋は通す。 敵であるアパッチとの約束さえ守るところに、 この男の人間としての大きさがある。 だからこそ周囲から一目置かれ、尊敬されるのだろう。 損得よりも、まず自分の信じる筋を大事にする。 その単純朴訥な生き方が、 いまの時代にはかえってまぶしく映る。 何でも説明が求められ、 言葉を尽くしてもなお疑われる世の中で、 ああいう背中で語る男は貴重だ。 独 特の面倒くさそうな歩き方も懐かしかった。 歩いているだけで、その人物の覚悟や風格が伝わってくる。 昔の映画スターとは、 こういう存在感を持つ人のことを言うのだろう。 ただ飼い犬のサムは生かしておいてほしかった。 そしたら星4つ半。