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士別れて三日なれば

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  自分は果たして変わることができ るのか と 悩む方がおられる。 確か に人間は結局は変わることができ ない と主張する人もいる。 もし私 がそう言われたら心底怒る。 変わ らないのであれば生きている意味がないではないか と思うからである。 言葉を変えて言えば 死ねと言っていることと同じではないか。 人生のいろんな出来事の中で、 見ること聞くこと話すこと肌で感じること、 そして、そこからなにかを思うことで 私たちは少しづつであっても また後戻りしても どこかで新しく成長しているはずだ。 私はそう思わないと生きていけない。 三国志の呉書に 「士別れて三日なれば即ち更に刮目して 相侍(あいたい)すべし」という言葉がある。 人は三日会わなかったら目を見開いて会うべきである。 人は三日で変わるのだと言っている。 神田沙也加さんが亡くなった。 なにがあったかわからない。 一瞬の思いだったのかもしれない。 自分はいつでも変われるという思いは 生きる希望であり支えである。 これは身体が動かせなくなっても 意識がある限り持ち続けられる信念である。

はちお

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  最近、はちおが毎日のように現れる。 当初は倉庫の床下から出てこなかったのを チャオチュールでおびき寄せて だんだん触らせてくれるようになった。 今では事務所の中まで入ってきて抱っこまでさせる。 タヌ子の2倍ほど重い。 タヌ子も気に入ったのか平気で受け入れている。 この子の名前も三女の言納がつけた。 額が八の字に割れているから、はちおである。 以前遊びに来ていた栄吉は鼻のところが白く、 ちょっぴりはちわれだったがやはり言納が栄吉とつけた。 はちおはまるまると太った雄猫で 鳴き声は身体に似ず可愛い優しい声で鳴く。 首輪がないから野良猫だと思うが 栄養状態がいいからどこかでエサを貰っているに違いない。 完全に野良と分かったなら健康診断して去勢して、 社内猫にする。 今はまだ中途半端な処遇しか出来ない。 いつもの獣医さんが薬物関連で新聞に載ったりしたが、 どうやらほとぼりが冷めて診察を再開しているようだ。

高齢者免許更新

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  先日、高齢者免許更新のための 認知症テストを受けた。 正直、 物忘れが気になっていて、 果た して合格するか心配であった。 なのでネットで「高齢ドライバー脳活ドリル」 なるものを 買って予習してみた。 自分の名前から始まって生年月日、今日の日付、 今何時など、さすがにこのくらいは、 と思っていたら右手と左手でじゃんけんして 必ず右手が勝つようにする、とか、 16枚の絵を見て覚えていますかとか、 こうなるとややこしくなる。 30代に名古屋で記憶術の合宿を1週間受けたが、 そこでイメージ記憶法を習ったことがある。 これが役に立った。 実際に受けた顧問先の会長さんからも手ほどきを受けて、 何とか準備ができた。 受験者は7名ほどで試験官は老齢の熟練した男性で 懇切丁寧すぎるほどの説明があった。 にもかかわらず前の席の男性は 数字に丸を付け忘れたり書くべき項目を間違えたりと 試験官から指示を受けていた。 内心、こんな人もいるから俺はまだ大丈夫かもと思った。 久しぶりの受験はさすがに緊張した。 不合格はなく免許更新がなくなると言うこともないが、 やはり試されるというのは緊張する。 手ほどきを受けた会長さんは満点だったが 私もなんとか満点だった。 実技はワンペタルに乗っているから 教習車には怖くて乗れないといったら、 免除という事になった。

ヤクルト優勝

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  プロ野球の中継が少なくなって久しいが、 かつては月曜日を除いて毎日実況中継をやっていた。 テレビ局が少なかった時代は 見たいドラマが見れなくてガッカリした記憶がある。 なので毎日見たいというファンではなかった。 それでも1978年昭和53年に それまで万年Bクラスのヤクルトが優勝した時、 いつの間にか松岡弘とか安田猛とか投手の名前を覚えたし、 玄米食を強制した広岡達朗監督の 選手コントロールの厳しさを知った。 また広岡監督が唱えているという朝の誦句 「今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず・・・」 を私も毎朝唱えている。 1992年平成4年、 野村克也監督で優勝したときID野球という言葉が流行した。 西部から移った渡辺久信投手が カルチャーショックを受けたという ミーティングでの長い講義は 野村監督がホワイトボードに板書しての 理論教育だったそうだ。 そしてその野村監督の影響を受けている高津臣吾監督は 「絶対大丈夫」という合言葉をチームの原動力として Bクラスをとうとう日本一にしてしまった。 節目ごとに「いつも通りで」とナインに説く、 その優しさは、 おそらく日本、米国、韓国、台湾と4ヶ国の 修羅場をくぐってきた経験から培われたものであろう。

のみの市

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  大輔は日曜にも点滴を受けて、 とも すれば走るくらいに元気になって帰 ってきた。 もっとも腰を痛めている のでよろけながらではあるが、 とも かくも状態は落ち着いている。 昼か らは農業公園でのみの市をやってい て、 凄い盛況だと聞いて家族に連れ られて行ってきた。 確かに人出が多 く、中にはテントでくつろぐ人たちもいた。 家内と三女はアンティークが好きで 菊池にある フランスのアンティークの店によく行く。 2度ほど連れられて行ったことがあるが、 これいいでしょう?と感想を聞いてきたときは 慎重に応えないと大変なことになる。 もはや、あなたに聞いても無駄だろうけど、 と言う前提があっての問いかけではあるが、 気のない返事と受け取られると、 やっぱりそうよねと感受性のなさを再確認されてしまう。 今日は最後までしっかりついて行こうと思っていたが、 陶器のブースで一瞬ふらついて、 とうとう広場で待つことにした。 どうしてか彼女たちの買物に付き合うのは苦手である。 買物というより物色を楽しむことが性に合わないようだ。

 大輔 不調

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  15歳の誕生日を10月に迎えたばかりで あるが 大輔は人間で言えば76歳だそう だ。 先輩犬であったパグのカシキは17 歳で虹の橋を渡った。 人間で言えば84 歳。 パグの平均寿命は12歳とあったか ら、 かなりの長寿と言える。 その時の家 内のショックは激しく自責の念もあって 1年続いた。 まさに人間の介護と等しく 食と下の世話と通院を 家事の傍らやった。 最近カシキちゃん見ないね、 とご近所から聞かれても、 うん、ちょっとね、 と応えるだけで死んだとは言えなかった。 ペキニーズの大輔を飼うと決めたとき、 2匹飼うことでペットロス防止になるというのも 理由の一つだったが、 どれほどの効果があったかはわからない。 その大輔が11月に入って食欲がぱったり止まった。 かかりつけの獣医師に診て貰ったら 腎臓に腫瘍がみつかった。 9割方動いていないとのことで、 二つある腎臓の片方は完全に止まり、 もう片方が少しだけ動いているとのことだった。 もはや快癒はなく、点滴で栄養補給を続け 、 大輔の好きなようにしてやるしかないと言うことだ。 ささみだの、馬刺しだのトマトだの思いつく食材を 小皿に分けて食べさせようとするが 食べてくれるかと思うと、 ぷいとそっぽを向く。 身体は動くので散歩は行けるところまで行っている。 はたしてこの先は、 と思わないようにして毎日を過ごすしかない。

高齢者のマナー

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  熊日新聞が朝5時過ぎないと届かない ので 読めない時もあるが 日曜日は遅く 出勤するので 日曜版の読書欄やコラム をゆっくり読める。 なかでも五木寛之 の随筆「新・地図のない旅」は面白い。 7日は「ゴマメの歯ぎしり」と題して、 これからの男には甲斐性よりも 繊細さが求められる時代になったと嘆いている。 イタリヤ料理店でパスタを音を立ててすすったとき、 同席の若い編集者たちから大ブーイングが起きた。 「お蕎麦じゃないんですから」 「他のお客さんからジロジロ見られてます」と責められた。 これにはまったく同情する。 うちでも夕食の時、横に座って見ている家内から 「野菜をすわない!」 「お茶碗を口につけない!」 「一度に口にほおばらない!」 「40年間言ってきたでしょ」と言われる。 五木寛之先達も自分が老人ホームにでもお世話になったら、 たぶん、一日中絶えず叱られてばかりいるのかもしれない、 とおっしゃっている。 毎日せっせと働いて生活資金を稼いできた挙句が、 たかが音を立てて物を食べるばっかりに、 かくも人格破壊のごとく責められる昨今、 だから結婚できない男が増えるのよ。

衆議院選挙

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  熊本2区の野田毅候補が新人西野 太亮候補に敗れた。 選挙前から野 田陣営は今回は危ないとされて 必 死に引き締めを図っていたが、 これほどの差になるとは意外であ った。 得票差5万票。 西野氏 110,310票に対し、 野田氏60,091票であった。 比例代表も自民党の73歳定年制のため復活当選はない。 自民党税制調査会長を永年つとめておられ 税務に当たる自分としても身近に思っていたが、 御高齢にくわえて地元での確執が とうとう表面化したというところであったろうか。 おそらく当選した西野氏も自民党に入党するだろうし 熊本2区としても保守勢力は維持された。 結局、自民党としては15減の261議席、 立憲が13減の96議席、 維新が30増の41議席、 公明が3増の32議席で、 維新が大躍進した選挙であった。 衰退しつつある日本がどう変わっていくか、 果たして今回の選挙結果の政治によって変わっていくのか、 結局は自分自身の毎日を どう過ごすかにかかってくるというしかない。

総選挙前コロナ

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  急激にコロナ感染が減ってきた。 毎朝、スマホで新規感染者を確認 するのが 楽しみになってきている。 今日25日は熊本県は0であった (24日23時55分現在。 全国285人) ただ世界をみると全 然安心できる状態ではない。 英国は1日の新規感染者が5万人を超えたというし、 ロシアでは今までの最高の3万6千人という。 アメリカでも減少傾向だといっても 新規感染者が7万人も発生している。 ちょっとでも入国を緩めたら どっと雪崩入ってくるのは明らかである。 7,8月のオリンピックの二の舞にはなりたくない。 あと100日と迫る北京オリンピックの受け入れ対策に 神経をとがらせている中国では 新規感染者は平均33人と押さえ込んでいるが 北京マラソンは延期した。 さてコロナ渦中でも衆議院選挙は行われる。 熊本は特に2区が保守同士新旧対決の激戦と言われている。 私は3区なので、それほどの緊迫感はない。 ただ初めて立候補したNHKと 裁判している党弁護士法72条違反での本間あきこ氏の 長ったらしい党名と弁護士法72条に新鮮味は持った。 各候補者の信条や政党の主旨を充分に理解しての投票かと 言われるとまったく自信がないし、 自分の一票がどれほどの力を持つのか疑問はあるが 人気投票の一つと考えれば無責任でも興味は持てる。 立候補者に対してほんとに失礼だけれど。 まだ数日あるので勉強しますね。

改正電子帳簿保存法

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  来年1月から改正施行される法律 に 「電子帳簿保存法」というもの がある。 その中で何でそうなるの ?と言う規定が 「メール等で電子 データによって送られた請求書は 紙に出力して保存しても帳票として認めない」 というものがある。 紙で郵送されたものは紙で保存しても 電子で保存しても 認められるが データで送られたものはダメだというのである。 じゃあPDFにしてメールしたものはどうなるの? それを出力したものを紙で保存したらダメで、 データのまま保存しないといけないという。 非常に複雑で頭の固い者にはわかりにくい。 勉強会をひらいて専門家に来て貰って 研修することになっている。 果たして理解できるか、 その専門家から研修を受けた同業者に聞いたら 「う~ん、難しいです」と言う返事だった。 税法関連の場合、頭をひねりたくなる規定は少なくない。 消費税のインボイス制度もしかりである。 以前「業務主宰役員の給与の損金不算入」制度も 確か4年で廃止になった。 今月末に衆議院選挙があるが選ばれた先生方は 果たして税法を充分理解した上で 決議されているのだろうか。

タヌ子のねぐら掃除

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  一週間がたつのは早い。 年を取るごとに早く感じる。 週日は週末が来ないかなと思うが来てしまうと すぐ過ぎてしまう。 それほど貴重な週末は何をしているかというと 実は何もしていない。 やらねばと思うことは10件はすぐあげられるが、 なぜかやりたくない。 ただ絶対にやらないといけないのがタヌ子の餌だ。 これがため週末はおろか、正月も出社する。 せっかく出社したからなにをするかというと 柱の傷塗りだのトイレの便器磨きだの ドアのきしみのオイル塗りだの駐車場の草取りだの、 やっぱりじいさんのやりそうなことをやっている。 この週末はタヌ子が鼻水を出していたようなので、 ねぐらの掃除をした。 垣根の中から取りだして断熱板を洗った。 まだ本格的に寒くはないので 代わりに猫用ベッドの屋根を折り曲げて秋用ネグラとした。 翌日見てみるとちゃんと寝ていた。 小さな厚紙を立てておいて、 それが倒れていると中に入ったというサインになるのだ。 誕生日もわからない野良猫あがりのタヌ子だが 15歳と獣医から推定されて人間なら76歳というから、 2歳年上の恋人ということになる。 長生きしてね。 ふたりでピンピンコロリしようね。