投稿

6月, 2013の投稿を表示しています

山鹿灯籠踊り

一昨日、ある方の叙勲祝賀会に参加した。 宴が始まる前に城北高校のダンス部の女子生徒による舞踊が披露された。 地元貢献のため各所で活動しているとのことであったが 山鹿灯籠踊り、田原坂、おてもやん等 30 分ほどの舞台だった。 いずれもあでやかで感動した。 かなり以前に牛深の旅館で ハイヤ踊りを見せて貰ったが 狭い部屋の中で圧倒的な踊りを間近に見て そのバイタリティに感動を超えて肝をつぶしたが、 この山鹿灯籠踊りは浴衣姿の女子高生が その細胞からしてみずみずしく、 つま先の運びひとつひとつが優雅で 前の席のおばさんの頭をどけて見たいほど全身が細やかな踊りであった。 しかも踊りながら見せる笑顔も口元を開けて白い歯がのぞき、 これが明るく清楚で素朴、女子スケートの真央ちゃんを連想する程のあでやかさ、 なるほどこれが山鹿の灯籠踊りなのかと感動した。

父の日

口に出すと、はしたないと一喝されるので黙っているものの 毎年テレビで父の日のプレゼントのコマーシャルがでると 「あいつら覚えているのかな」 と気に掛かる。 プレゼントを貰うのに欲があるからではなく父の存在を気にとめてくれているのかが気になるのである。 母の日は分かる。 しかし父の日は母の日があるから 「おまけ」 で考えようという日のような気がする。 父親としての自覚が足りないと言われればそれまでだが 「感謝されようとされまいとおまえ達の父親なのだ」 と思ってはいるが何もなく父の日が終わると寂しいにちがいない。 幸い今年も長女から宅急便が届いた。 京都の水ようかんだった。 お礼のメールを打ったら家内から今日は休みだから電話すれば良かったのにと言われた。 電話しようと実は思った。 しかしどうしゃべればいいか迷ってメールにしたのだ。 意を決して電話したら留守電だった。 どうも長女とはタイミングがずれる。 次女からはお父さんは本を読むからと図書券を貰った。 三女からは何にもなかった。 こんな具合に父の日は終わった。 まあ平和ではあるな。

二坪畠

毎朝出社すると事務所の鍵を開ける前にまず二坪畠の様子を見に行く。 退社する時もちょっと眺めてから帰る。 誰かがお孫さんの代わりになってますねと言ったが 成長を楽しむ点ではその十分の一位はなっているかもしれない。 トマトもきゅうりもおおかたは順調に育ってくれている。 ミニトマトや桃太郎は既に青い実がたわわに付いていて1日1日と色が変わっていく。 先日二つだけ赤くなったミニトマトを待ちきれなくなってスタッフと一個づつ食べたが もう一つ熟してなかった。 なすびは一つだけ 10 センチ位の艶のいい紫の実がなっているが もう少し大きくなってから収穫しようと思っている。 きゅうりとゴーヤは蔓は伸びているが実はまだ付いていない。 バジルはトマトの間に防虫のために植えたが大きくなって白い小さな花を付けた。 カボチャも黄色の花は咲いたが実はまだ育っていない。 たった2坪の畠に何種類もの野菜がにぎやかに育っている。

無償の愛?

  テレビを見ながらひょいと部屋の隅を見たら大輔が手足を伸ばして寝そべっていた。   手持ちぶたさだったのでにじり寄って彼の背中からシッポへ撫でていたら家内が   「あなたの愛はホントの愛じゃない。わたしだけよホントの愛は」   とため息混じりに言った。   「なんだって?」   意味がわからないので問い返した。   「あなたの愛は無償の愛じゃない」   「ちょっと待て。可愛がるのに何の報酬を求めているというわけ?」   「自分が癒されたいからせっかく大輔が安らかに眠っているのを邪魔しているでしょ。 それが自分勝手というのよ。ホントの愛じゃない。 それにあなたはお菓子を食べてるとき大輔にあげるでしょ。 わたしは大輔を必死にダイエットさせているのにペキニーズの平均体重の2倍あらすとよ。 なんにもならんたい」   そこで大輔の顔を両手で抱えて   「無償の愛だって、分かった?お母ちゃんだけが無償だって。お父ちゃんの愛はホントの愛じゃないんだって」   と言ったら大輔はシッポを振ってくれた。