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3月, 2022の投稿を表示しています

プーチン

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  プーチンはすっかり世界中から 嫌わ れ者の悪玉になってしまった。 けれ どロシア国内では依然支持率は高い ようだ。 今はどうか知らないが昔、 プロレス絶頂期の時代は必ず善玉と悪玉がいて 基本的に最初は悪玉が反則技を使って優勢となり、 観客が憎悪の頂点に達したとき 善玉が一発逆転して勝利する。 ほとんどの試合がそうであった。 ウクライナのゼレンスキー大統領が米国議会で 「真珠湾攻撃を思い出してほしい」と訴えたが 当時の米国はこの真珠湾奇襲攻撃で 第2次世界大戦に踏み切った。 日本は一気に卑怯者の悪玉になった。 それまで乗り気でなかった国民の気持ちが 一発逆転して欧州と太平洋での戦いに突入したのだ。 アフガン戦争は9.11の同時多発テロ、 湾岸戦争はイラクのクウェート侵攻、 イラク戦争はイラクの大量破壊兵器保有、 いずれも善玉と悪玉をはっきりさせてから 戦争を始めている。 命のやりとりをするからには 悪玉をはっきりさせておかないと相手を殺せない。 自分は善玉だと信じ込まないと人殺しはできない。 よくやったと周りも褒めてくれない。 そう思うと人間は一瞬の信念によって殺人者になれる。 よほど単純で残酷な生き物にちがいない。

たぬこ墓標

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 やっとたぬこの墓標ができた。 メールで 読まれている方は 拡大するとよく見える かもしれませんが 「2022.2.22 うちに来 てくれて4年半  信じられなかった  でもたのしかったよ 」と書いた。 この下に骨壺が埋まっている。 フジオ  チッチ たぬこ と3匹ならんでい る。 埋めるとき骨壺の蓋を開けて骨を 見た。 頭部が赤っぽい。 ペット葬祭の お坊さんから内出血の後だと言われた。 よりによってスーパー猫の日に車にはねられた。 即死だったろう。 2階のスタッフが窓から  たぬこが道路を渡ろうとしているのを見かけて 下に降りたときは既に横たわっていたということだ 。 チッチの横に穴を掘って埋めた。 つつじの根が邪魔して掘りにくかったが、 のこぎりで切りながら骨壺分の穴は掘れた。 これから毎日、観音様と一緒に勤行することになる。 4年半、本当にありがとう。大好きだったよ。

ウクライナ

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  陸上自衛隊にいたころ幹部候補生学 校の研修の一環として 沖縄戦での各 地の戦跡を訪れたことがある。 50 年も前のことであるが印象に残って いるのが 普通の見慣れた風景が突然 、 戦場になっているということである。 戦場というが戦後の人間にとって どんな状況が戦場なのか分からない。 演習で敵の戦車攻撃から陣地防御する小銃小隊を 経験したことがある。 演習であっても数台の戦車が迫ってくる地響きと スピード感は圧倒的で、どうしようもない無力感に陥った。 実弾を使った機関銃手も経験したが、 たった10mほど進むのに全神経と全体力を使って、 訓練が終わったら身も心もぼろぼろになっていた。 敵からの射撃が空砲である演習でも こんな状態だから実弾が飛び交う実戦では 私だったら気が狂わないと戦場におれない。 アフガンにしてもイラクにしても 数 日前からのウクライナにしても 戦いを命じる政治家にまず戦場に立ってもらいたい。 実際に傷つくのは普通の生身の人間であり、 普通のなんでもない町が戦場になっていることを 身をもって知っておいてもらいたい。

ありがとうたぬこ

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  たぬこの寝室用ねぐらと雨天用ねぐらは そのままにしている。 室外機横のねぐら は取り壊した。 出勤時そこから伸びをし ながら出てきはしないかと、 つい見てし まうからだ。 歴代のねこ達と同じ墓碑を 注文してある。 観音様の足下に骨壺を埋 めて上に墓碑を置く。 昨日、またも地域 ネコらしき猫が 事務所横で車にはねられ た。 スタッフと事務所前の墓地の奥に埋 めて弔った。 この道は県道で菊陽バイパスと平行に走っているからか 結構車が通る。 フジ夫は病気で看取ったが チッチとたぬこは車にはねられて突然の事故死である。 外飼いのねこの宿命なのか。 気落ちしていたが 時々たぬこに会いに来ていた八男(はちお)が 毎朝7時に来てくれるようになった。 先日、菊陽バイパスの動物病院で去勢して貰ったが、 後で分かったことだが、 近所の家で外飼いされているという。 出過ぎたことだったかもしれないが、 他の猫たちも結局事務所猫になったので この八男もそうなってくれれば性懲りもなくうれしい。

たぬこ

  2月22日スーパーネコの日、 午後の出張監査が早く済んだので自宅へ直帰した。 自室でくつろいでいたらいきなり家内がドアを開けて、 たぬこが・・・と口ごもった。 閉じ込め事件の後ではあったが、まさかの言葉が続いた。 車にはねられて死んだ・・・ 病院に行くとすでに段ボールでできた棺のなかに たぬこは寝かせられていた。 少し目を開けていたが鼻は綿を詰められていた。 まだぬくもりがあり身体は柔らかかった。 ペット葬祭に連絡を取って読経と仮葬をして貰い、 お骨を壺に入れて、 夜の10時、その日のうちにすべてが終わった。 2階から偶然見ていた女性スタッフによると 向かい側にある野原から 楽しそうに道路を渡ろうとしているのが見えたが、 階下におりたらすでに横たわっていたとのことであった。 ブレーキの音も衝突音もしなかったらしい。 今まで道路を超えて外に出ている姿を見たことがなかった。 4年半いてくれた。