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11月, 2021の投稿を表示しています

ヤクルト優勝

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  プロ野球の中継が少なくなって久しいが、 かつては月曜日を除いて毎日実況中継をやっていた。 テレビ局が少なかった時代は 見たいドラマが見れなくてガッカリした記憶がある。 なので毎日見たいというファンではなかった。 それでも1978年昭和53年に それまで万年Bクラスのヤクルトが優勝した時、 いつの間にか松岡弘とか安田猛とか投手の名前を覚えたし、 玄米食を強制した広岡達朗監督の 選手コントロールの厳しさを知った。 また広岡監督が唱えているという朝の誦句 「今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず・・・」 を私も毎朝唱えている。 1992年平成4年、 野村克也監督で優勝したときID野球という言葉が流行した。 西部から移った渡辺久信投手が カルチャーショックを受けたという ミーティングでの長い講義は 野村監督がホワイトボードに板書しての 理論教育だったそうだ。 そしてその野村監督の影響を受けている高津臣吾監督は 「絶対大丈夫」という合言葉をチームの原動力として Bクラスをとうとう日本一にしてしまった。 節目ごとに「いつも通りで」とナインに説く、 その優しさは、 おそらく日本、米国、韓国、台湾と4ヶ国の 修羅場をくぐってきた経験から培われたものであろう。

のみの市

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  大輔は日曜にも点滴を受けて、 とも すれば走るくらいに元気になって帰 ってきた。 もっとも腰を痛めている のでよろけながらではあるが、 とも かくも状態は落ち着いている。 昼か らは農業公園でのみの市をやってい て、 凄い盛況だと聞いて家族に連れ られて行ってきた。 確かに人出が多 く、中にはテントでくつろぐ人たちもいた。 家内と三女はアンティークが好きで 菊池にある フランスのアンティークの店によく行く。 2度ほど連れられて行ったことがあるが、 これいいでしょう?と感想を聞いてきたときは 慎重に応えないと大変なことになる。 もはや、あなたに聞いても無駄だろうけど、 と言う前提があっての問いかけではあるが、 気のない返事と受け取られると、 やっぱりそうよねと感受性のなさを再確認されてしまう。 今日は最後までしっかりついて行こうと思っていたが、 陶器のブースで一瞬ふらついて、 とうとう広場で待つことにした。 どうしてか彼女たちの買物に付き合うのは苦手である。 買物というより物色を楽しむことが性に合わないようだ。

 大輔 不調

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  15歳の誕生日を10月に迎えたばかりで あるが 大輔は人間で言えば76歳だそう だ。 先輩犬であったパグのカシキは17 歳で虹の橋を渡った。 人間で言えば84 歳。 パグの平均寿命は12歳とあったか ら、 かなりの長寿と言える。 その時の家 内のショックは激しく自責の念もあって 1年続いた。 まさに人間の介護と等しく 食と下の世話と通院を 家事の傍らやった。 最近カシキちゃん見ないね、 とご近所から聞かれても、 うん、ちょっとね、 と応えるだけで死んだとは言えなかった。 ペキニーズの大輔を飼うと決めたとき、 2匹飼うことでペットロス防止になるというのも 理由の一つだったが、 どれほどの効果があったかはわからない。 その大輔が11月に入って食欲がぱったり止まった。 かかりつけの獣医師に診て貰ったら 腎臓に腫瘍がみつかった。 9割方動いていないとのことで、 二つある腎臓の片方は完全に止まり、 もう片方が少しだけ動いているとのことだった。 もはや快癒はなく、点滴で栄養補給を続け 、 大輔の好きなようにしてやるしかないと言うことだ。 ささみだの、馬刺しだのトマトだの思いつく食材を 小皿に分けて食べさせようとするが 食べてくれるかと思うと、 ぷいとそっぽを向く。 身体は動くので散歩は行けるところまで行っている。 はたしてこの先は、 と思わないようにして毎日を過ごすしかない。

高齢者のマナー

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  熊日新聞が朝5時過ぎないと届かない ので 読めない時もあるが 日曜日は遅く 出勤するので 日曜版の読書欄やコラム をゆっくり読める。 なかでも五木寛之 の随筆「新・地図のない旅」は面白い。 7日は「ゴマメの歯ぎしり」と題して、 これからの男には甲斐性よりも 繊細さが求められる時代になったと嘆いている。 イタリヤ料理店でパスタを音を立ててすすったとき、 同席の若い編集者たちから大ブーイングが起きた。 「お蕎麦じゃないんですから」 「他のお客さんからジロジロ見られてます」と責められた。 これにはまったく同情する。 うちでも夕食の時、横に座って見ている家内から 「野菜をすわない!」 「お茶碗を口につけない!」 「一度に口にほおばらない!」 「40年間言ってきたでしょ」と言われる。 五木寛之先達も自分が老人ホームにでもお世話になったら、 たぶん、一日中絶えず叱られてばかりいるのかもしれない、 とおっしゃっている。 毎日せっせと働いて生活資金を稼いできた挙句が、 たかが音を立てて物を食べるばっかりに、 かくも人格破壊のごとく責められる昨今、 だから結婚できない男が増えるのよ。

衆議院選挙

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  熊本2区の野田毅候補が新人西野 太亮候補に敗れた。 選挙前から野 田陣営は今回は危ないとされて 必 死に引き締めを図っていたが、 これほどの差になるとは意外であ った。 得票差5万票。 西野氏 110,310票に対し、 野田氏60,091票であった。 比例代表も自民党の73歳定年制のため復活当選はない。 自民党税制調査会長を永年つとめておられ 税務に当たる自分としても身近に思っていたが、 御高齢にくわえて地元での確執が とうとう表面化したというところであったろうか。 おそらく当選した西野氏も自民党に入党するだろうし 熊本2区としても保守勢力は維持された。 結局、自民党としては15減の261議席、 立憲が13減の96議席、 維新が30増の41議席、 公明が3増の32議席で、 維新が大躍進した選挙であった。 衰退しつつある日本がどう変わっていくか、 果たして今回の選挙結果の政治によって変わっていくのか、 結局は自分自身の毎日を どう過ごすかにかかってくるというしかない。