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安倍内閣の理想

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  憲法第九十条 に  「国の収入支出の決算は、 すべて毎年会計検査院がこれを検査し、 内閣は、次の年度に、その検査報告とともに、 これを国会に提出しなければならない」 とされている。 国が何かを行動しようとする時は ほとんどが お金の支出を伴い、 その国の行動を会計検査を通じて チェックしようというのがこの憲法第 90 条である。 日本は三権分立制度を採っており 立法、行政、司法が それぞれ独立して国の権力の集中、 独裁を防ぎ、 国民の権利と自由を保障するものとして 考えられている。 そして、行政については、 なお独立した検査機関として会計検査院を設置し、 収入支出を通して国政の監査をすると 最高法である憲法で謳っているのである。 いわば四権分立と言われる所以はそこにある。 ところが2月12日の政府統一見解では 「特定秘密の提供は会計検査院を 含むすべての相手方について 行政機関の長が我が国の安全保障に 著しい支障を及ぼすおそれがないと認めたときに限る」 として、憲法より単なる法律である 「特定秘密保護法」が優先されると明言した。 やはりこの内閣は 「国民の知らないうちに憲法を変えていった ナチスのやり方を参考にしたらどうか」 といった麻生副総理の言うとおりに 進んでいるとしか思えない。

熊本城マラソン

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  昨日の熊本城マラソンも 晴天ではあったが風が強かった。 毎年、不思議に風が強い。 本田橋の川沿いで応援するからだろうか。 フジのロゴマークを 付けたプラカードが                                                         折れ曲がろうとするくらいの強さであった。 年配のアスリートが 「風が冷たい」といいながら走り去る。 事務所から今年は一人、 北原氏が参加した。 本田橋付近は 20 キロ地点の手前だから、 およそ2時間半でしょうとの彼の言葉どおり、 11時半ごろ走ってきた。 と言っても気づかなかった私に、 彼の方から声をかけてくれた。 用意していたお茶やバナナは まったくそれどころでなく 瞬時の声かけで通り過ぎてしまった。 毎回参加される顧問先の奥様も 振り返って声をかけて貰った。 どっちが応援しているのか分からなくなるが、 42 キロを走ろうと思うその気持に頭が下がる。 同じ位の高年齢の男性が 真剣な面持ちで走ってくる。 思わずハイタッチの手を出すが 気づいてくれずに走り去る。 若い女性に声をかけると 恥ずかしそうにタッチしてくれる。 応援する方も 応援される方も お互い見ず知らずの人から パワーを貰っているのだ。 12 時をまわって喉が枯れそうになったので切り上げた。

天地真理

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     確定申告時期に入ってきたので 自分の仕事を早めに済ませておこうと 週末、出勤した。 普段はまかせっきりにしている オフコン用の会計ソフトに 仕訳を入力してみたら思い通りになってくれない。 イラつく気分を紛らわせるために BGM をネットで探していたら、 ふと、天地真理を思い出した。 彼女が劇的登場した当時、 昭和 46 年頃の私は自衛隊で 外出もままならぬ身であり、 同じ境遇の仲間たちと娯楽室のテレビで 憂さを晴らしていた。 その時突然現れたのが彼女であり、                                                                                                              デビュー曲「水色の恋」を歌う、 可憐にして清純な彼女の笑顔は 瞬時に部隊中を駆け巡った。 それまではドラマ「柔道一直線」の時間が 娯楽室の集合時間であったが、 彼女の「真理ちゃんとデイト」がそれに代わった。 後年、あっと驚くおばちゃんで登場するが、 ネットでみるとファンクラブが ホームページを立ち上げて、 この秋、コンサートを計画しているということである。 ヘッドフォンで聞く彼女の声は 当たり前であるが当時の可憐な新鮮なままで、 あの頃の甘酸っぱい想いがよみがえってくる。

朝の散歩

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                                                     ペキニーズの大輔の 朝の散歩は                                                                                       町内の1ブロックしか回らない。 うんちとおしっこの用を 足すだけの 最小限の距離である。 その分夕方の散歩が長く、 1 時間ぐらいかけているようで、 これは家内が担当している。 早朝、といっても 6 時ごろ、 大輔と家から 50 歩ほど出ると、 ゆめタウンにつがる大通りとなる。 普段は武蔵丘から、ゆめタウン、 東バイパスへと渋滞が続くほど、 車の往来が激しい。 しかし、この時間は時おり、 配達のトラックが行き来するだけで、 ジョギング中の黒い影が 不気味に思えるくらい静寂である。 誰も通らない信号機の青がむなしく見える。 ふっと、異国に迷い込んだような気がする。 角のスマホの店は防犯のためだろうか 店内に照明が点けられ 白犬のお父さん犬のポスターが 見え現実に帰る。 駐車場を横切って店の隅でリードをひく。 おしっこをここでされると困る。 右 に曲がると店舗と住宅となるが、 できるだけ素通りさせて、 居酒屋まで急ぐ。 ここからは大輔の気持ちのまま