朝の散歩




                                                    

ペキニーズの大輔の朝の散歩は
                                  
                            
                     




町内の1ブロックしか回らない。





うんちとおしっこの用を





足すだけの最小限の距離である。




その分夕方の散歩が長く、




1時間ぐらいかけているようで、




これは家内が担当している。




早朝、といっても6時ごろ、




大輔と家から50歩ほど出ると、



ゆめタウンにつがる大通りとなる。




普段は武蔵丘から、ゆめタウン、




東バイパスへと渋滞が続くほど、




車の往来が激しい。




しかし、この時間は時おり、




配達のトラックが行き来するだけで、




ジョギング中の黒い影が




不気味に思えるくらい静寂である。



誰も通らない信号機の青がむなしく見える。




ふっと、異国に迷い込んだような気がする。




角のスマホの店は防犯のためだろうか




店内に照明が点けられ




白犬のお父さん犬のポスターが




見え現実に帰る。




駐車場を横切って店の隅でリードをひく。




おしっこをここでされると困る。




に曲がると店舗と住宅となるが、




できるだけ素通りさせて、




居酒屋まで急ぐ。




ここからは大輔の気持ちのままだが




居酒屋の垣根は引っかけると




目を傷つけるのでリードを引っぱる。




角の歯科クリニックの小さなブロック壁で、




ほとんど便意をもようす。




うんちを取ったら散歩の目的は




達せられたのも同じで角をまわって自宅へ帰る。




15分もかからない最小限の散歩である。








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