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7月, 2021の投稿を表示しています

オリンピック開会式

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  夜は9時半までには就寝するので 開会式は途中まで見て後は録画にしておいた。 翌日見て思いがけなく感動した。 このコロナ禍の真最中に、 しかも開会式関係者が二人も辞めさせられて、 もともと競技場設置から始まってエンブレム著作権、 五輪担当大臣のスキャンダルなど ドタキャン続きだったから なにがあってもおかしくない状況の中なのに 各場面で感動した。 まずはMISIAの君が代独唱。 バックの編曲も荘厳さがあって 声量いっぱいの歌声に感動した。 入場行進の時、選手団の両脇に並んで、 ただ手を振り足踏みするだけのボランティアの 太めおばさんおじさん達に やっぱりジャパンよねと言う 幻滅を感じながら 見ていた後だけに嬉しかった。 子供達がたくさんの箱を運んできて、 いつの間にかエンブレムの市松模様になるのも良かった 。 各競技のピクトグラムの演出も 意外な企画でユーモアがあって良かった。 パフォ―マーは終わってホッとしたろう。 ドローンを使っての空中市松模様から 地球にかわって行く技術は凄かった。 よく衝突もせずきれいに並んだと思う。 そして有名無名のひと達に繋がってきた 聖火の点火も良かった。 ピラミットが左右に開いて階段となり、 球型が次第に開いて聖火台になる変化も良かった。 多様性と調和、テーマにぴったりの開会式だった。 なんとか始まったオリンピック、 始まってみればやはり感動する。 無事に終わることを心から祈るし、楽しみたい。

山鹿古代蓮園

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  「蓮を見に行く?」 家内からお声がかかった。 「山鹿の蓮?」 「お父さん知ってると?」 「古代蓮があるところだろ」 「行くね。でもくたびれるよ」 誘っておきながらの否定的構文である。 「 誘われたけんていうて、気を使って行かんでもいいとよ」 家内たちの意図はわたしに黙っていくとヒガムし、 誘って一緒に行くと、 途中で「くたびれた」を連発して面倒くさいから 一応は誘って「行かん」という回答を待っているのだ。 しかし老い先短い後期高齢者としては 彼女たちに数少ない思い出シーンを残しておきたいという 意地にも似た思いがある。 「行く。アタ達が運転して」これで決定である。 結構楽しかった。 蓮園は大小2カ所あって知らなかったので 小さいほうの蓮園を見た。 つぼみはあったが、 ほとんどが花びらが開きすぎて裏返しになっていたので 時期的に遅かったのだと思っていたら、 あとで茶屋の男性から蓮は朝に開くのだと聞いて納得した。 お昼は発掘カレー、カツ丼、冷やしうどんを注文し、 少しずつ味見したがいずれも 「昔なつかしい味」でおいしかった。 装飾古墳館で短編映画を見ようと思ったが 時間が合わずに見れなかった。 半日の行程でも充分楽しめた。

タヌ子なう

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  最近タヌ子が優しい声でうったえるように鳴く。 仕事中でもおかまいなしに大声で鳴きつづける。 蝉やねずみやトカゲのしっぽをくわえて来たとき 「ほら!とってきたよ。お食べ!」 という感じの鳴き声である。 しかし見ると上の娘が送ってきたぬいぐるみで、 いつもそこら辺にころがっている 猫用おもちゃをくわえている。 自分が獲得したものではない。 与えられたものである。 獣医さんから15歳だと言われたが、 人間でいうと充分に後期高齢者である。 まさかと思うがボケがはいったか、 それとも突如として母性愛に目覚めたか、 はたまた普段の処遇 (筆者は土日なく毎朝毎夕、餌をやりに出勤する)への 感謝の念に打たれたか。 朝、まだスタッフがいないときはソファの上でくつろぎ、 騒がしくなるとどこかへ出かけていく。 雨の日が続くが、 そんなときどこで雨宿りしてるのか心配になる。 近くの農家の納屋にでもおじゃましているのか。

家政婦のミタ

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  最近、遊川和彦脚本のドラマにはまっている。 「ハケン占い師アタル」を見て、 「過保護のカホコ」から今は「家政婦のミタ」へ移った。 いずれも過去のドラマだがHULU(フールー)で見ている。 「家政婦のミタ」はもう10年も前に放送されたもので、 最終回の視聴率が40%を超えた伝説的なドラマである。 主役の松嶋菜々子の三田あかりが ニコリともしない無表情で、 テキパキ家事を処理し、 子供達の質問にもすべて的確に答え、 鞄の中から必要なものをさっと取り出す。 10年前見たときはサイボーグかと思ったが、 次第に彼女の悲しい過去が明らかになってくる。 ダウンジャケットにつばの長いキャップ、 靴は救急隊員用、そしてジャケットから伸びるなが~い足。 ヘアバンドで髪をくくったら家事モード。 かっこいいな。 最終回の彼女の笑顔を10年たった今でも思い出す。 つい家内に 「反町隆史はいいなあ。 あんな笑顔を毎日見れるんだ」と もらしてしまったら 「何十年もいたら、なんでもないようになると」と 言われたっけ。 これからお昼休みはミタさんとの時間。 楽しみ。

鳩のひな

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 自宅玄関のザクロの枝に鳩のつがいが巣を作った。 実家が農家の家内の弁では鳩の巣作りは下手で、 これじゃあ卵が落ちてしまうという程度のものらしく、 玄関の巣も簡単に小枝を組み合わせたものだった。 おまけにその小枝を抜き取るいたずらな雀もいたらしく ほんとにその場限りの巣であった。 裏のベランダの小皿のエサを鳩も雀も食べに来ているが 皆同じに見えるからその鳥達かはわからない。 巣が出来てすぐ産卵したのだろう、鳩が抱卵し始めた。 娘の観察では2個産んだようだ。 つがいが交代で抱卵するらしいが目があっても じっとして逃げない。 つぶらな瞳にこちらが目をそらす。 2週間を過ぎた頃、雛がふ化した。 茶色っぽい産毛が見えたが2羽である。 家内から覗くなと言われ、 知らんぷりして出入りする日が続いた。 1週間もしたろうか、 帰宅してふっと巣を覗いたら雛がいない。 2羽ともいない。 巣が空っぽになっている。 家内に聞くと、 そうなのよ、きっと猫ね、今度もダメだったね、 といった。 合志市に住んでいたときから何度か巣作りは経験したが 一度も雛が巣立ちのを見たことがない。