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6月, 2017の投稿を表示しています

梅雨時の散歩

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  雨の日の散歩を家の者は嫌がるが 私はそうでもない。 雨靴を履き、 ネットで買った 通常の倍はあろうかという傘を さして行けばたいして苦にならない。 ただ大輔は雨合羽を着せられて 動きがとれず窮屈そうだ。                                   買ったときより太ったので マジックテープがぎりぎりの状態で着いている。 雨合羽をつけないと 激しい雨の時はさすがに 濡れ鼠になって拭くのが大変になる。 もっとも濡れ鼠の大輔を タオルで拭くのは面倒だとは思わない。                            むしろ楽しい。 しょぼくれている大輔の 頭をタオルでモシャモシャ なでくりまわすのは快感なのだ。 ぐっしょり濡れているお腹に タオルを回して両手で左右交互に 上げ下げして拭くのも楽しい。 大輔はじっとしてされるがまま、 拭き上げられるの待っているのだ。 その観念している大輔が 可愛くいじらしい。 ただウンチの処理は 素早くしないと 雨に溶けて崩れてしまうので、 よっぽど側溝の穴に 入れてしまおうかと思ってしまう。

父の日

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  久しぶりに家内のショッピングに付き合った。 たまにはアッシー君もいいかと思ったのだ。 日曜日のゆめタウンは まるでお正月の繁華街のような賑わいである。 若いカップルはにこにこと笑顔いっぱい、 中年夫婦はそれぞれが 違う方向を見て 前と後に歩いている。 奥様がだいたい前である。 我が家では家内が私の腕につかまって歩く。 たいてい 「仲がおよろしいですね」 と言われるが、 長女の出産の後、 髄膜炎を患って生死をさまよい、 その後遺症のため 平衡感覚がなくなったからである。 食料品での買い物が終わって 駐車場へ戻る途中、 ジョージアの自動販売機のある休憩所に寄った。 コーヒーを飲みながら 「そう、あなたにぴったりの 鞄を探してあったのよ。 この店よ。 ちょうど良かった。 あなた欲しいと言ってたでしょ」 そこですぐ前の店につれられていって、 いくつかの鞄をチェックしてみた。 財布やスマホ、鍵が スッと出せて収納がたくさんある鞄が良いのだ。 「これはどう、あそこにもあるけど」 という彼女の仕草に 「チチノヒ」 の文字がちらついた。                              「ちょっと高いな」 「年を取ったら良いものを大事に使うのがいいのよ」 と言う言葉に誘われて 「じゃこれにしようか」 と店員さんと一緒にレジにいったら 自分一人がレジの前に立っていて、 彼女は別のウィンドウを見

噛まれた!

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  まだ痛む。 左手の人差し指の先っぽがズキズキ痛む。 お昼のデザートに 2 , 3 日前から 頂いていた鶴屋のメロンを食べた。 一口食べた途端すごい甘みで思わず 「美味い!」 と叫んだらテーブルの下で、 「俺にも!」 と白い塊が叫んだ(ように聞こえた) メロンの皮に残っている白身を スプーンでこすり取ろうとしたが スイカの時のようにうまくいかなかったので 5 センチほどポッキリ折って かじらせようとした。 ところが大輔はカブッとかぶりついて 丸呑みしようとしたので 慌てて引っ張ったが 頑として食いついて離さない。 しばらく引っ張りっこをしていたが、 そのうちツルッと滑って くわえたままテーブルの下に 逃げられてしまった。 「のどに引っかかったら大変よ」 という家内の声に叱咤されて、 大輔のしっぽをつかんで引きずりだし、 口の中に指を入れ込んだ。 奥歯の奥に入れこめば噛まれない筈だった。 そこを家内が口の中に手を入れて メロンの切れ端を取り出した。 とたん、大輔が改めてかみついた。 その時逃げ遅れた左手の人差し指の 先っぽに激痛が走ったのである。 水道の蛇口で傷口を洗い 家内に薬を付けてもらい、 テープでくるんで貰った。 噛まれた元を取るつもりで この社説を入力したが 不思議にも今は痛みが止まっている。

倫理法人会

倫理法人会という 朝起きセミナーの団体があるが、 誘われて5年ほど籍を置いている。 週に1回、朝6時に、 各地区の会場に集まって、 その時々の講師の方が 40分話をされるのだが、 各方面の苦労をされた方の お話なので時に涙を貰うこともある。 私の所属する地区は 託麻法人会といって 金曜日に神園山荘で実施されている。 形だけ監査というお役を頂いてしまったので 毎回出席だけさせて頂く。 しかし他の役員の方の本音は どうにか私を名前だけの役員から 実働する役員へと持っていきたいのが 見え隠れして時にいたたまれなくなる。 しかし回が終って会場の後の方に テーブル代わりに机をくっつけて、 パンとバナナと飲み物が配られ、 簡単な朝食会がはじまるが、 実はこれが楽しみになっている。 講師を囲んでの座談会となって、 会員の皆さんの 屈託のない 会話が楽しいのである。 なのでいつの間にか イソイソと机を動かして テーブルを作る作業をしてしまっている。 私も講師としてお話ししたことがあるが、 これも本音で楽しい。 私の拙い話を皆さん真剣に 聞いてくださるので40分が あっという間に過ぎてしまう。 もっともテーマが 41歳で開業するまで転職10回以上やった ことを お話ししたのだがこれは具にもつかない 自伝でプラスにもならないのだが、 おしゃべりする方は本当に楽しかった。