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3月, 2023の投稿を表示しています

銀行さんも大変

  最近、事業承継についてのご相談が多い。 税制の特例があって、 オーナーから世代交代ということで 株式の贈与があった場合 、 この制度を利用すると、 贈与税が猶予されるというものである。 来年令和6年の3月まで有効である。 ご存知のように贈与税は 高率の税額が課されるが この制度を使うと会社が継続される間、 納税が半永久的に猶予される。 あまり知られてないからなのか銀行さんからお誘いがあって コンサル契約を勧められるケースがあっているようだ。 昨年ある会社が税務調査を受けたとき、 担当のベテラン調査官が 「いや、呆れました。 ある会社の調査で二百数十万の銀行への支払いがあったので 調べたら事業承継のコンサル料で、 その契約書の最後に 税理士、弁護士、行政書士への相談が必要で 銀行はその制度の利用については一切責任を取らないと、 書いてあるんですよ」 と私に話してくれた。 実は私も2度ほどそんな話を聞いたし 契約書も見せてもらった。 何のことはない私に言わせればパンフレットとその説明代、 おまけに借入をかませてのコンサル料が〇百万ということである。 いかに銀行さんの打つ手が苦しくなってきたか想像がつく。 銀行という権威で企業を どこまでリードし続けることができるのか、 時代の分岐点のような気がした。

今朝の研修はWBC見学

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  毎朝8時45分から9時15分まで 、 若いスタッフへの税法の研修を やっているが 昨日22日は気もそ ぞろになるので 研修用モニターを TVに切り替えてWBC決勝戦を見 た。 試合開始前、大谷が控え室で の円陣声出しで 「僕らは今日超え るために、トップになるために来 た。 今日一日だけは彼らへの憧れ を捨てて、 勝つことだけ考えていきましょう。さあいこう!」 と声をかけた。 やはり世界の超一流と言われる人の発声は違う。 かっこいい! そして最後、ツウアウトのバッターが 大谷の同僚でエンゼルス最強打者マイク・トラウト。 お膳立てがこうも劇的かと思うほどである。 三振を取ったときの大谷の雄叫び! なんどYouTubeを見たことか。 準決勝のメキシコ戦から奇跡の連続、 これ以上ない劇的シーンの連続であったが、 これほど思うとおり事が進むとは思いも寄らなかった。 今、懸案の税務調査もこんな具合にいけばありがたいけど 。

径寸(けいすん)十枚是(これ)国宝にあらず

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  確定申告が終わりやっと一息ついた。 毎年ご報告する申告書の表紙に 偉人の箴言をご紹介しているが毎回悩んでいる。 今回は中国の司馬遷の史書からこの言葉を選ばせて貰った。 「径寸(けいすん)十枚、是(これ)国宝にあらず。 一隅を照らす、此れ則(すなわ)ち国宝なり」紀元前358年、 魏国の恵王が斉国の威王に 「我が国には直径が1寸もある宝玉が十枚あります」 と 誇らしげに言った。 すると威王は応えて言った。 「我が国にはそんな宝玉はない。 だが国境を守り一隅を照らしてくれる部将たちがいます。 彼らが我が国の安泰をになってくれているのです 」 これを聞いて恵王は恥じ入った。 今から2381年前の逸話である。 伝教大師最澄は山家学生式(さんげがくしょうしき)の中で 「古人曰く~」と紹介し弟子達に戒めている。 威王は王位について9年間、何もせず遊びほうけていた。 あるとき王の側近からの評判が悪い長官の実態を調べたところ 政務はしっかり行われ民は豊かに暮らしていた。 逆に評判の良い長官を調べたところ治安は悪く 乱れた政情であった。 すなわち賄賂によって実情が歪んで 報告されていたのである。 この9年間から「鳴かず飛ばず」と言う言葉ができたが、 何もしないと言うことではなく、 本来はじっと我慢して真実を求めると解されている。 いずれにせよ、 トップはいかに人財を大事にするか、 ス タッフはいかに足下を固めるか、 そしてグループとしてともに成長していくか、 このことを威王は言いたかったのである。

どうする新聞

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 新聞が悩ましい。 今、自宅で熊日を、 事務所で日経を、2部とっている。 両 方ともWebで全ページ見れる。 毎朝起 きたら牛乳に漢方のガジュツをスプー ン1杯、 コップにかき混ぜ、レンジで チンする。 バナナを1本もぎって自部 屋の机の前に座る。 パソコンを起こし てヤフーでニュースを見ながら バナナを食べ、牛乳を飲む。 朝のサプリ数種をアリナミンの蓋に入れて 一気に口の中に放り込む。 ヤフーから離れられない。 熊日は新聞紙としてはほとんど見ない。 というか朝が早いのでまだ届いていない。 Webは5時に当日の新聞に切り替わる。 日曜日は五木寛之の新・地図のない旅と読書のコラム、 kumatomoの漫画どきどき動物学園は見る。 あとはほとんど見ない。 したがって新聞紙を郵便箱からとることもない。 家内はやめてもいいよと言ってくれる。 ホントは地方紙なので しっかり読めば地元の動きが分かって 有益なんだろうけど読むタイミングがない。 日経新聞は紙で読む。 一時期、私の履歴書や連載小説を切り取ったり Webで保存したりしていたが最近はやっていない。 読むのは出勤して皆が来るまでのわずかな時間で読めば 力が付く記事が盛りだくさんなのはわかる。 なので年間約10万円の中途半端な出費が続いている。

モカはちお

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  先週、見知らぬご婦人が事務所に来 られて 「近所の者ですが、この猫、 避妊手術されませんでしたか」 とス マホの画面をみせた。 当惑したスタ ッフが助けを求めて私を呼んだ。 「まずい」と一瞬不穏な状況が頭を よぎったが、 ご婦人は申し訳なさそうな笑顔を見せていたので 大事には至らないだろうと覗き込んだ。 知らない猫だった 「知らない猫ですね」 と応えたら 「じゃ、この子は」 と見せられた画面は紛れもない「はちお」だった。 きれいなリビングで他の猫たちと ご飯を食べている 「はちお」だった。 いままで予想していたのは、 外にばらまかれた餌を寒々と食べ床の下で毎夜過す 「はちお」だったが、 こうも幸せそうだとは思いもしなかった。 「この子です。この子を避妊しました」 「自費でですか」 「はい」 「 大変でしたね。私達は無料でやって貰っています。 じつは私達、地域猫の保護グループなんです。 この子を保護しているお宅もそうで、 この子はモカと呼ばれています。 先だって、この子が首輪をつけてきたって 喜んでおられましたよ」 ご婦人は目指す協力者?下手人?を見つけて満足そうに帰られた。 今朝もはちおはやってきてチャオチュール付きご飯を食べていった。複雑!