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7月, 2026の投稿を表示しています

AI戦争

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  今朝の日経新聞を読んで、背筋が寒 くなった。 戦場ではAIが膨大な情 報を処理し、 わずか数秒で攻撃の戦 略を組み立てるという。 だが、速い ことと正しいことは別である。 イラ ンでは、何年も更新されない古い標的情報に 学校が反映されず、 百五十人を超す子どもたちが命を奪われたと報じられた。 古い記録では学校として扱われていなかった。 だから撃った。 そんな理屈が、教室で学ぶ命に通用するはずがない。 それともアメリカに歯向かうイランの全国民の老若男女は 一人残らず犯罪者で死刑は当然のことだと考えているのだろうか。 まさか。では、誰が責任を取るのか。 誤ったデータを入れた者か、AIを作った会社か、 攻撃を承認した軍人か、それとも大統領か。 賠償はどうなる。 戦争犯罪として裁かれないのか。 トランプ大統領から、 遺族への明確な謝罪すら聞こえてこない。 これほどの死を生んでも「大量殺人者」と呼ばれず、 作戦の成功だけが語られるのなら、 正義とはずいぶん都合のよい言葉である。 AIは刑務所に入れられない。 責任も感じない。 だからこそ、最後に決めた人間の責任を見逃がしてはならない。 人を救うために進歩したはずの科学が、 人を殺す速度を競い始めた。 この地球の科学は、どこか根本からおかしくなっている。

ライアンじいじ

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  また凝りだしたユーチューバー がいる。 ライアン鈴木。 背が高 く、ハンサムで、身ぶりまでダ ンディである。 世界中の街角で 女性に声をかけ、 流ちょうな英 語で話を聞く。 相手はたちまち笑顔になり、 ときには目までとろんとしてくる。 見ているうちに、困ったことが起きた。 こちらまでライアンになった気分になるのである。 英語など満足に話せないのに、 頭の中ではネイティブさながら、 堂々と世界の美女を相手にしている。 モニターを消せば、熊本のじいさんに戻るのだが、 その落差が少し切ない。 しかし、彼の本当の魅力は英語でも顔でもない。 誰に会ってもまず褒める。 否定せず、笑って受け止め、相手をいい気持ちにさせる。 なるほど、人はほんとのことを言う人より、 自分を認めてくれる人に心を開くのだ。 英会話は今からでは心もとないが、 人を褒めることなら今日からできる。 いっそのこと私は「ライアンじいじ」だと思い込もう。 上品な仕草、自信あふれる話し方、相手を見る眼差し、 そして、まず家内を褒めてみる。 どんな反応かだって?さりげなくやるのよ。 50年前にさかのぼって。 結構楽しかったのよ。あのころ。

Geminiの奇跡

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最近は、右を向いても左を向いても AIである。 先日、顧問先からスマホのアプリ「Gemini」を勧められ、 ものは試しと入れてみた。 我が家には、きじ猫のきびだんごと、 ぶち猫のおはぎがいる。 ところがこの二匹、どうにも折り合いが悪い。 そこで、ものはためし「なかよくして」と指示してみた。 すると、まあ見事な一枚が出来上がった。 現実の二匹は、顔を合わせれば距離を測り、しっぽで不満を語る仲である。 それが画面の中では、 まるで長年連れ添った夫婦のように寄り添っている。 AIというものは、 事実を写す鏡であるのはもとより、 人間の願いをしっかり先取りするモニターといってもおかしくない。 いつの日か本物のきびだんごとおはぎも、 この一枚のように理想の猫夫婦になってくれればよいのだが。 今日は七夕、短冊に書こうかな。

ワールドカップ

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  30日、小刻みに時計を見なが ら 予定の午前三時にきっかり 目が覚めた。 ぼやけた目をこ すってテレビをつけると、 ち ょうどハーフタイムである。 日本対ブラジル、得点は1対0。 日本が勝っている。 思わず家中の者を叩き起こそうかと思った。 これは夢ではないか。 相手はブラジルである。 後半、やはり押し込まれた。 攻めている時間より、守っている時間の方がはるかに長い 。 それでも日本の選手たちは、 欠場者を忘れるほど、歯を食いしばって耐えていた。 一点を返されても、なお望みはあった。 アディショナルタイムに入り、  ここをしのげばPK戦、5分と5分の勝負だ、 そう思った瞬間で ある。 勝負の神様は、まことに残酷な笛を吹く。 ザイオンの手をすり抜け、 ポールに当たってもネットを揺るがした。 放心、切なかった。残念だった。 けれども、日本は確かに世界の強豪と渡り合っていた。 負けた試合にも、胸を張れる負け方がある。 次は4年後か、という思いを振り切って、早めの出勤をした。