モカはちお

 




先週、見知らぬご婦人が事務所に来られて




「近所の者ですが、この猫、避妊手術されませんでしたか」




とスマホの画面をみせた。




当惑したスタッフが助けを求めて私を呼んだ。




「まずい」と一瞬不穏な状況が頭をよぎったが、




ご婦人は申し訳なさそうな笑顔を見せていたので




大事には至らないだろうと覗き込んだ。




知らない猫だった




「知らない猫ですね」




と応えたら




「じゃ、この子は」




と見せられた画面は紛れもない「はちお」だった。




きれいなリビングで他の猫たちと




ご飯を食べている「はちお」だった。




いままで予想していたのは、




外にばらまかれた餌を寒々と食べ床の下で毎夜過す




「はちお」だったが、




こうも幸せそうだとは思いもしなかった。




「この子です。この子を避妊しました」




「自費でですか」




「はい」




大変でしたね。私達は無料でやって貰っています。




じつは私達、地域猫の保護グループなんです。




この子を保護しているお宅もそうで、




この子はモカと呼ばれています。




先だって、この子が首輪をつけてきたって




喜んでおられましたよ」




ご婦人は目指す協力者?下手人?を見つけて満足そうに帰られた。




今朝もはちおはやってきてチャオチュール付きご飯を食べていった。複雑!









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