大輔 不調

 




15歳の誕生日を10月に迎えたばかりであるが




大輔は人間で言えば76歳だそうだ。




先輩犬であったパグのカシキは17歳で虹の橋を渡った。










人間で言えば84歳。




パグの平均寿命は12歳とあったから、




かなりの長寿と言える。




その時の家内のショックは激しく自責の念もあって




1年続いた。




まさに人間の介護と等しく食と下の世話と通院を




家事の傍らやった。




最近カシキちゃん見ないね、




とご近所から聞かれても、




うん、ちょっとね、




と応えるだけで死んだとは言えなかった。




ペキニーズの大輔を飼うと決めたとき、




2匹飼うことでペットロス防止になるというのも




理由の一つだったが、




どれほどの効果があったかはわからない。




その大輔が11月に入って食欲がぱったり止まった。








かかりつけの獣医師に診て貰ったら




腎臓に腫瘍がみつかった。




9割方動いていないとのことで、




二つある腎臓の片方は完全に止まり、




もう片方が少しだけ動いているとのことだった。




もはや快癒はなく、点滴で栄養補給を続け




大輔の好きなようにしてやるしかないと言うことだ。




ささみだの、馬刺しだのトマトだの思いつく食材を




小皿に分けて食べさせようとするが




食べてくれるかと思うと、




ぷいとそっぽを向く。




身体は動くので散歩は行けるところまで行っている。




はたしてこの先は、




と思わないようにして毎日を過ごすしかない。






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