反社会的?増税インボイス

橋本徹元大阪府知事が 「政治 は怒りだ」という言葉が本当 に分る。 10月から実施された インボイス保存制度だが、 1枚 の紙切れがないと実際に消費 税を払っていても 払ったこと にならず、 自分で負担しろとい う、 実質課税からまったく離れた、 反社会的といっていい税制がまかり通ることになった。 しかもいつもの 「どうすればすんなり思い通りに成立させるか」 という方法がまたも図に当って この制度は7年前平成28年に成立した法律で、 まだ先のことだから何とかなるだろうと言う 曖昧さを含ませておいて時が来たら、 しっかり実施するという方法をとっている。 消費税が8%から10%にあがったときも、 たった2%あがったと言う印象を懐かせているが、 実は2%上がったと言うことは8%の2%だから 25%上がったと言うべきである。 新聞でも25%上がったとは言わない。 新聞は据置きの軽減税率8%だったからである。 免税業者の益税を正したいというのなら 免税点を1千万から500万等に引き下げれば これほどの混乱は起きてない。 なぜ混乱しているかというと 経過規定(浸透するまで一定期間弱めの課税にする)が 5種類用意されていてそれぞれ適用期間が違うし、 かつ複雑なのである。 したがってその解説文Q&Aがびっしり用意されている。 これを読んでいく度に腹が立ってしかたがない。 実に細やかに懇切丁寧に書き込まれているのである。 基本がおかしいのに枝葉末節に力を入れることで 注意をそらす。 消費税は化け物である。