橋下市長惨敗
3年前、大阪府から市に鞍替えした橋下市長が
「朝まで生テレビ」に出演して、
反対論者6人の国会議員や評論家を
相手に討論した番組を思い出した。
6人の反対論者がたった一人の橋下市長に
コテンパンにされる小気味よさ、
弁舌さわやかに論破していく快感に
3時間があっという間に過ぎていった。
しかしその後、
市職員に対しての締め付けや慰安婦問題などで
独善的、強権的だと批判を受けたり、
せっかく結成した全国的政党としての
維新の党も離合集散を繰り返し生彩を欠くようになり、
以前のカリスマ性が落ちてきていた。
今回の住民投票も拙速過ぎて
どう判断していいか大阪市民は
理解できていなかったのではないか。
赤か白かというせっついた判断を
今しろと言っても材料が希薄では
将来への確信が持てない。
菅官房長官は一定の理解を示していたが、
それは安保法案の後に来る憲法9条改正において
橋下市長が賛成しているからであって
維新の党に賛成して貰えれば
憲法を改正する際に独断と言われずに済む。
そして橋下市長は責任をとって
政界から引退すると宣言した。
しかし平成20年の大阪府知事選で
2万%出馬はないと断言しておいて
出馬しているので、
これも通説、
劇場型の一環であるかもしれない。
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