大輔の誕生日

大輔が12歳になった。先週の25日である。 メールで「今日大輔の誕生日」としらせてくれたが 残念ながらお誕生日会には間に合わなかった。 普段のドッグフードとは違ったにんじんだのほうれん草だの 鶏のささみだのと豪華なバースデイメニューであったそうな。 頭に王様のクラウンをつけて貰って みんなはカワイイとハシャイダようだが 本人は嬉しくも何ともない表情である。 小型犬の12歳は人間でいうと64歳だそうで 相応のじいさまなのだ。 パグの「かしき」がそのくらいの時に 子犬の大輔を買ってきたと思ったが、 これは家内のためもあって「かしき」が死んだとき、 彼女のペットロスを考えてのことであった。 現実に「かしき」が17歳で死んだとき 1年ほど家内はうつ状態が続き、 人から「かしき君は?」と聞かれて も死んだとは言えなかった。 しかし「かしき」と違って 大輔 がほかの犬を素直に受け入れ てくれるかがおおきな疑問で ある。 おれがこの家で一番カ ワイイのだと信じて疑ってい ない犬である。 それ相当の覚悟がいる。