山本周五郎 武士の魂

近頃、はまっているのが、 アマゾンプライムで見る 「山本周五郎 武士の魂」である。 山本周五郎は「赤ひげ診療譚」「樅木は残った」 「青べか物語」など人情味あふれる小説を書いていて、 学生時代、よく読んでいた。 このドラマは12編、 各45分程度のシリーズであるが、 かつての長寿番組「水戸黄門」よりは 各編主人公が違ってバラエティに富んでいるが、 始まって5分もすればストーリーが読めるのは同じである。 つまりは安心して見れる人情物で 絶対に悲しませることはない。 そして、中盤以降はここで泣こうか、 もう少し後にしようかとウルウルしながら頃合いを待つ。 やっぱり人生はこうでなきゃあ、 とむせぶのをこらえつつ終わってくれるのである。 出演者も主役、 脇役とも充分なキャスティングで 時代劇らしい緊張感があって楽しんでいる。 ここまでくると黒澤明の「赤ひげ」を また見たくなってくる。 黒澤監督の映画はボックスで持っているので いつでも見れる。