奇跡の人

昨日、YouTubeを見ていたら、 「奇跡の人 ホセ・アリゴ-」 という映画の予告編があった。 僕らの高校時代で奇跡の人と 言えば 米国のヘレン・ケラー さんであり、 彼女を演じたパティ・デュークに憧れた。 ヘレン・ケラーさんは口、耳、眼の三重苦を克服し、 人権運動ばかりでなく多方面で活躍され、 来日もされて昭和天皇とも会っておられる。 この「奇跡の人 ホセ・アリゴ-」さんは ブラジルの変哲もない貧しい無教養な中年男性で、 突然、無償で治療を始め、 2 00万人の人々を癒やしたとされる 伝説の人である。 医師や伝道師から迫害され 入牢を余儀なくされても 彼から治療を受けた人々の 心からの支援を受け診療を続けた。 1 971年にご自分の予言どおり 亡くなられているのだが、 こんな話を聞くと、つい感動してしまう。 人間の神秘的な力を信じたいのだ。 どうして生まれてどこへ死んでいくのか、 この不思議な世界に生まれて、 疑問だけ持たされて死んでいく不条理さ。 以前、フィリピンから心霊手術師として 熊本に来られた女性の施術を 連続して何件も凝視した結果、 インチキだと見破ったが 主催者の立場を尊重して その場では開示しなかった。 それでもこの世の神秘さ、 不思議さに惹かれてしまうのだ。 この映画、熊本で公開されたら見に行くつもりである。