ハケン占い師アタル

動画配信サイトのアマゾンプライムで 「 ハケン占い師アタル」を何度も見ている。 2019年に放送されたTVドラマなのだが 「 家政婦のミタ」の遊川和彦の脚本で 主人 公の的場アタルを杉咲花が好演している。 9回シリーズだが6回目の女性チーム長の大崎結をアタルが 占うシーンが大好きで何度も見てしまう。 大崎は部長の代々木から部員のリストラを迫られて悩む。 家庭でも夫のスマホから彼が浮気をしていることに気付くし、 中学生の長男は誰からかいじめを受けているようだが 夫はお前の責任だと言って取り合わない。 すっかり自信をなくしてしまって 会社を辞めようとする大崎を見ていたアタルは 「 分かりました。あなたを見ます」と言って会議室に入る。 大崎は子供の時から偉人や先輩の人まねをするばかりで、 偽物と呼ばれはしないかとビクビクしていたと白状する。 普段のアタルとガラッと違う口調で 「そうなりたいと思ってまねを続けていれば、 それ本物だから」と、 アタルは言う 「でも私は疲れ果てて ちょうど水を貰えてないサボテンのような気がする」 「そうね。あんたサボテンそっくりだよ。 て言うか、あんたサボテンの花言葉知ってる? 永遠の愛、あたたかい心、枯れない愛。 みんな、あんたそのものだよ」 「えっ?でもこんなに悩んでばかりいるのに リーダー失格でしょ」 「じゃあなに、偉ぶってばかりいて難しい問題は 部下に丸投げ、成功したら自分の手柄 、 失敗したら部下の責任、 こんな奴らがリーダーな訳?こいつらこそ偽物だから。 本物のリーダーは悩んで悩んで悩み抜くんだよ!」 と言い捨ててアタルは部屋を出る。 呆然とする大崎。 カッコイイ!思い出しながらうるうるする。 そして大崎は生まれ変わったように適格な行動をとる。 そうよね。 それでいいのよね、リーダーは。 皆のために悩むのがお仕事なのよ。