ちょっぴり社説

  税経新人会という税務署OBの税理士 会がある。 全国組織だが本来の税理士 会とは違って任意の団体である。 税務 署の職員でありながら税務行政の民主 化、 納税者保護を主張していた人たち が退職後、 税理士となっても同じ思想 をもって活動している団体である。 し たがってどちらかというと反自民であ り反大企業である。 私は特に反自民で はないが民主化、 納税者保護についてはまったく同感であるので加入している。 九州は熊本に本部があり少人数ではあるが、 私のように試験合格組が主力となっている。 毎年9月に全国大会があり、 今年は熊本での開催となり、 くまもと森都心プラザで研修会を、 懇親会を道むかいのザ・ニューホテルで実施することになっている。 私は懇親会の司会を仰せつかっているが その後の交流会も発言者として進行しないといけない。 さてどうなるか１週間ほどあるので なんとか間に合わせたい。 うまくまとまればいいのだが。

 お盆休みのおまけの土曜日、 トントン と裏口のドアがなった。 ドアを開ける と「はちお」のママだった。 「かわい い暑中見舞いをありがとうございまし た。」 前日、当社の暑中見舞いを「は ちお」の本宅の郵便箱に入れておいた のだ。 「はちお」が当社の広報で 頑張っているのを 見てもらいたか ったからだ。 はちおはキャリーバ ックに入れられて足元にいた。 「どうぞ、中にお入りください」 ママは事務所に入って バックを開 けると「はちお」はのろのろと帰 ろうとした。 せっかく来てもらっ たのに帰られては困る。 「まって」とばかり捕まえて抱っこしたら 「写真とりましょうか？」と 間髪いれずママが言ってくれた。 それがこのショットである。 満面の笑みと「しかたないな」の表情の「はちお」。 最近にない会心のショットである。

  はちおが来ない。 もう1か月近くに なる。 みんなに聞くと 「三毛猫のミ ーがはちおを追い出しているかも」 という。 たぬ子とミーは仲が悪かっ た。 なのでこっちもホーキを持って 追い回していた。 しかしたぬ子がい なくなった今、 はちおとミーが仲良 くやってくれてれば ミーを追いかけ る必要はない。 なので餌をやったり 背中を撫でてやったりしていた。 そ れにしても1カ月も姿を見せないのは異常である。 なのでキャッツフードの「ねこ元気」を持って はちお邸に伺った。 残念ながら留守であった。 ねこ元気だけ置いて帰った。 ところが昨日早朝「すみません」という 声が裏ドアから聞こえ、 体操中だった肌着にあわてて Ｙシャツを着こんで出て行ったら 「モカと一緒に来ました」という モカはちおの実の買主さんとその足元にモカはちおがいた。 「あれー元気だったあ？」 久しぶりの抱擁で抱き上げて頬ずりしたが 「はっ」と気が付いて一度だけで遠慮した。 ひと月ごとに変えていた首輪もそのままだし 何ともせつない。 「毎日外出はしているんですけどね」 「えっ、じゃどうしてうちにこないんでしょ」 なので今日からは三毛猫ミーには餌をやらない事にした。 ごめんねミー。 あなたがモカはちおと仲良くしてくれれば何の問題もないのよ。