テロ
緊急アンケートと称して
「テロリストの身代金要求に応じるか否か?」
という質問があった。
答えは
①「愛する人を救うために家族が
身代金支払いに応ずるのは許される」
②新たなテロの資金源になるので応じてはいけない」
のどちらかの選択になっている。
現状で①応ずるが41%②応じないが59%となっている。
意外である。
自分の身内がもし捕捉され要求額が
手元資金の範囲であれば1も2もなく応じるだろう。
ただ今回の様に2億ドルとなったら
政府に泣きつくしかないが、
②が多いのは意外である。
身内を見捨てられるのだろうか。
次の質問は
「領域国の同意があれば自衛隊の特殊部隊が
救出できるように法整備する」というもので
①賛成68%②反対32%となっている。
イスラム国に捕らえられ、
身代金交渉がうまくいかなかったら
現状ではまず生還は無理だといえるだろう。
だからといって救出に向かった特殊部隊は
無傷で生還できるだろうか。
空港ジャックとか国内の人質事件とは違う、
敵地での作戦なのだ。
一人を助けるために何人かが犠牲になることも
覚悟しなければならない。
そうなると生命重視というよりも
国家威信のための武力行使となり、
理性よりも感情論が先走り、
テロと武力の抗争となるおそれもある。
自衛隊は誰も殺してはいないし
誰も殺されていない稀有な軍隊なのだ。
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