日常塾

25日午後、 元県立劇場館長の鈴木健二先生が来熊されて パレア9階で半日の日常塾を開講された。 満89歳だが90歳だと言われる。 それは太平洋戦争で 未だに遺骨が帰っていない 120万人の戦没者を忘れないために 当時の年齢の数え方で言っているんだと話された。 杖は使われていたが 言葉には覇気があり記憶力も衰えがなく 人名もスラスラと留まることもなく話された。 「あなたの人生で一番輝いたとき」というテーマで 塾生の意見を引き出していかれた。 私も指名されたが、 転職を10回以上繰り返して やっと40歳で税理士試験に合格したことを話した。 「初めて聞いたな」と鈴木先生はおっしゃってくれた。 出席者は50名だったが 和やかで笑い声が行き交った講義であった。 私の部屋の壁に先生の揮毫で 「生きて生きて生き抜く」という色紙を掛けている。