ちょっぴり社説

  今年に入ってオンラインで記憶術を学び直している。 40年ほど前の30代のころ、 藤本憲幸さんという 記憶術日本一の先生の記事を雑誌で読んで一念発起し、 名古屋に行って1週間の研修受けたことがある。 今どうされているかネットで検索したら 2016年に亡くなっておられた。 いまでも先生の鼻声を覚えている。 記憶術だけでなく、宇宙人の話、健康の話、ヨガの話、 念力の話など多岐にわたって講義してくれた。 当時はまさかと思った部分もあったが、 今は不思議でも何でもないと思うようになった。 20人くらいだったか高校生か大学生が主体で 成人者は私だけだったので 何か事情があるのだろうとよく気をかけてくれた。 頭部を緊張させると脳が活性化するということで 鉢巻をさせられた。 今でも集中したいときは鉢巻をする。 この時の記憶術は税理士試験のためだったが 、 最近は高齢者免許更新の認知症検査で100点取れて 効果はあった。 ただ人の名前や事案の記憶が瞬間出てこない。 なので、もう一度、再出発の意味を込めて、 意外に高額で迷ったが、 だからこそ真剣に学び直そうと思っている。

  ご存じの方もいらっしゃると思うが、 弊社駐車場の北側に等身大の聖観音様 がいらっしゃる。 平成2年に事務所を 新築したとき来ていただいた。 植木の 石屋さんで見かけた観音様で 一目見て 絶対来て貰おうと思った観音様である。 青春菩薩とお名前をつけさせて貰 った。 青春は四季のうちの春を言 い、 朱夏である夏に至る前の季節 である。 人生でいうと成人前の伸 びようとする若者の季節である。 菩薩様も仏様を目指す一歩手前の 境涯で、 頭上に仏様を頂いておられる。 そして「上求菩提下化衆生」という、 みんなと一緒に学び一緒に仏様になろうよ というお気持ちを表しておられる。 なので、観音様の横に 「いまだ至らざるを青春と言い、 青春を菩薩という。 青春菩薩」 と石碑に刻ませて貰った。 未熟なんだけど目指すべきものは心に持っているよ、 と言う思いを表したかったのである。 この石碑の前にあるのは歴代の事務所ネコのお墓であり、 フジ夫、チッチ、タヌ子が眠っている。 毎朝、勤行と称して観音様とともにお祈りしている。