他人事でない終活

週末、昨年亡くなられた社長さんの遺族の方がご相談に来られた。

数十年前から懸案であった負債の処理についてであった。

生前、自分は借りていないと家族に話しておられていたそうだが裁判では主張が認められず、そのまま亡くなられてしまった。

残された遺族の方は悲しみの上に生活の基盤まで危うくなると言う事態になってしまった。

最近とみに終活が話題になっているが複雑な問題を抱えたまま亡くなってしまうと残された遺族はいきなり事実を知らされ何が本当か状況もわからず相手の言いなりにならざるを得なくなる。

私も遅ればせながら今年初めて、もしものための情報と方向をエクセルに入力して家族に説明しておいた。

大津秀一という終末ケアの医師は「死ぬときに後悔すること25」と言う本を書いている。

千人もの患者を見送ったとき亡くなる直前に後悔することが25項目にまとめられると言うものである。

もし元気なときにやっておけば自分も遺族も後悔せずに済んだろうにと思うものばかりである。







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