消齢化時代

 




今朝の日経新聞の春秋欄に「消齢化」について書いてあった。




博報堂生活総合研究所が名付けた現象で、




世代間の消費スタイルから




年齢差が消えつつあるというものである。




例えば服装にしても顔を隠せば




その人の年齢が推定できなくなった。




後期高齢者の私ですら休日はGパンに真っ赤なセーターである。




携帯電話にしても老若ほとんどスマホであるし、




食べるものは肉料理が主体になってきてるらしい。




実は先日、




朝からAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を




動画にあわせて踊りながら歌っていたら




総務の女子が出勤してきた。




この歌は10年ほど前、




秋元康が作詞したヒット曲で彼は50才代だったが




その歌詞は歌えば歌うほど勇気が出て




感動でウルってしまう。








「未来はそんな悪くないよ。




Hey! Hey! Hey!ツキを呼ぶには笑顔を見せること




ハートのフォーチュンクッキー」




見られたとき、




おれはまだ若いんだぞとアピールできると思った瞬間




「このひとオタク?気持ち悪い」と思われたかと




絶対逆転の境地に陥った。




なんせ後期高齢者のじじいがAKB48を嬉々として歌っているのである。




彫刻家の平櫛田中が




「60,70はなたれ小僧、男盛りは100から100から」




と言って創作を続け107才で亡くなった。




100才は無理だとしても




気持ちの柔軟さだけは持ち続けたいと思っている。




だれがどう思おうとも、




いくつになっても気持ちは未成工事、




青春まっただ中なのだ。


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