税経新人会総会

 




先週金曜から仙台で




税経新人会という税務署出身の税理士が中心となった会の




総会に参加した。




私は税務署出身ではないが




この会は非常にユニークで




元税務署の調査官でありながら




納税者の権利を守るという立場で消費税やインボイス、




マイナンバーに対して反対している研究団体である。




現在は弁護士、司法書士や税理士でもOBばかりでなく




試験合格者の方が多いと聞いているが




熊本でも加入者5人中4人は試験合格者で




税務署OBの方は1人しかいない。




ここでは、おかしいものにはおかしいと




はっきり主張して支援しあえるのが心強いのだ。




どうしても税理士会は財務省の監督下にあり、




法務省から独立している弁護士会と違って、




法的に独立性が持たされていない。




したがって南九州税理士会でも




総会で執行部に質問するのは




今年は税経新人会のメンバー4人と




他の税理士は1人だけだった。




今回の仙台における税経新人会の総会では




いくつかの研究テーマのなかで




千葉県のメンバーがまとめてくれた




「信託」について受講した。




弁護士、税理士の先生方4名による研究報告で、




思っていたよりも将来にわたってのスパンの長い設定を考えておかないと





民法的にも税務的にも大変なことになることが理解できた。




全体講演も「日本はなぜ植民地にならなかったのか」




秀吉のスペイン、ポルトガルに対する処置、




仙台藩の支倉常長の訪欧を主体に講演があった。




これも有意義であった。




来年は九州で熊本の担当となり




私が司会をすることになっている。











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