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高市内閣

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  高市内閣の動きには、どこか胸騒ぎを覚えるようになった。 防衛費の増額、反撃能力の強化、武器輸出の拡大。 抑止力という言葉は力強いが、 その裏側にある現実を、 私たちはどこまで想像できているだろうか。 自衛隊在籍中、 沖縄復帰前の戦跡研修で目にしたのは、 今は何でもない畑や集落が激戦地だったという事実だった。 穏やかな風景が一瞬で戦場に変わる怖さ。 そこには当時の国民の感情論や、 あいまいな情報に基づく作戦行動が積み重なっていた。 イラク戦争では自衛隊が後方支援にあたったが、 帰国後に三十名もの自殺者が出たと聞く。 直接戦闘でなくとも、心は深く傷つく。 まして実戦となればどうか。 装備を整えることと、 戦争に耐えうる社会をつくることは別問題だ。 軍備拡大の議論こそ、感情ではなく、 歴史の重みと人の命の現実に立ち返り、 静かな警戒心をもって見つめ続けなければならないと思う。

消費税減税

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  食料品の消費税減税が議論され ている。 そもそも消費税は、 法 人税や所得税といった直接税の 負担を軽減し、 税収を広く薄く 確保する目的で導入されたもの で 直接的に社会福祉を目的としたものではなかった。 したがって法人税や所得税は ほぼ消費税分だけ減税となった。 しかも企業にとって消費税は預かり金的性格の強い通過税であり、 税率が上がっても理論上は痛くもかゆくもない。 一方で最終負担者は常に消費者であり、 とりわけ食料品のような生活必需品に課される税は 逆進性が強い。 インボイス制度も、 本来は仕入税額控除の適正化を図る仕組みとされるが、 実際には消費税を負担していても インボイスがなければ控除できないという点で、 実質課税の観点から疑問が残る。 この制度は複数税率を前提としたものであり、 制度自体が複雑化の要因ともなっている。 高市内閣による国民会議での議論を通じ、 社会保険料と税の徴収を一体化する歳入庁を創設し、 財務省の権限を中和する改革も検討すべきだ。 その場には専門家として税理士も参画させ、 現場感覚を政策に反映させることが不可欠と思うのだが、 これも一税理士のごまめの歯ぎしりにすぎない。

自民党劇的勝利

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  まあ驚いた! 今回の総選挙の結 果には、 正直言って信じられな い思いが先に立った。 高市総理 も、 旧公明票の動きに相当の不 安を抱いていたと聞くが、 やは り中道を掲げつつも元立憲勢力 の政治姿勢の曖昧さは、 有権者の不信を拭いきれなかったのだろう。 理念が見えにくい政治は、期待よりも疑念を生む。 一方で、創価学会員の中にも、 自分たちの信条を軽んじられたと感じ、 公明の指示と心情がかみ合わなかった人も 少なくなかったのではないか。 それでも比例で地力を見せ、 四議席を伸ばした公明の組織力は侮れない。 立憲の戦略ミスは否めず、 野党再編の課題を浮き彫りにした。 だが本当の勝負はこれからだ。 強い日本とは軍事力の誇示ではなく、 まず揺るぎない経済力の確立にある。 その上にこそ現実的な防衛力が築かれるべきだ。 中国憎しから、稼げる豊かな日本へ。 今後の高市政治の行方を、冷静に見つめたい。 希望に満ちた日本になりたいからあなたを選んだのだ。

最近の中国

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  中国で今起きている政変 を見て、 改めて「人治国 家」の怖さを思い知らさ れる。 そこでは選挙でリ ーダーが選ばれるのでは なく、 権力闘争によって 勝者が決まり、 敗者は粛清され、時に家族まで牢につながれ、 果ては暗殺すら起こる。 法律や制度よりも個人の意思と力関係が すべてを左右する世界だ。 昨日まで最高指導部にいた人物が、 今日は忽然と姿を消し、 存在そのものが抹消される。 この不透明さこそ人治主義の本質であり、 最大の弱点でもある。 誰もが権力者の顔色をうかがい、 真実よりも「忖度」が優先される社会では、 健全な批判も改革も生まれない。 一方、法治主義の社会では、 権力者であっても法律の下に置かれ、 手続きとルールによって統治が行われる。 時間はかかり、非効率に見えることもあるが、 そこには予測可能性と安全がある 。 人治は速いが危うい。 法治は遅いが強い。 中国の現状は、法の支配がいかに尊いかを、 皮肉にも世界に示している。 日本に生まれてよかった。