地震後の大輔
本震からもう1ヶ月が経った。
大した被害がなかった我が家にしてみれば
過去の出来事になろうとしているが、
いまだ避難を続けている方、
損害を蒙った方々にしてみれば、
まだ地震災害は止んではいない。
わが家の大輔も
あの本震のドンという
今まで経験したことのない
衝撃がトラウマになったのか、
余震がユラッときただけで
尻尾を垂れて近くの家族の元にやってくる。
身体のどこかに触っていないと安心できないようだ。
1階のリビングで雑魚寝をしていたときは
誰かの布団の隅で寝ていたが、
2階の各自の部屋に戻ってからも、
一人ぼっちでは可哀想だし、
いざと言う時、
手元にいないと一緒に避難できないということで、
誰かの部屋で寝ることにしている。
昨夜は私の部屋に引き取ったが、
目が覚めたらなぜか家内の部屋に移っていた。
しかし、元気は元気で
散歩も今までどおりであるし、
食欲もある。
余震がおさまるまで大輔との添い寝は続く。
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