新鮮な言葉

 

朝の大輔との散歩は私の役目だが、




ほんの一区画、




我家の所属するⅠブロックを右回りで歩く。

                                                     



500mあるだろうか、




10分足らずの道のりである。




6時過ぎであるが、




夏場はすっかり明るく昼間と変わらない。




ご夫婦で歩いている人、




真剣な表情でジョギングしている中年男性、




トイプードルを連れている人、




短い道のりの中にいろんな人と出会う。




先日、初めて出会った中年のご婦人が、
                                              




大輔を見るなり




「なんて可愛いんでしょ」




と一言いって通り過ぎていった。




普通は「かわいいですね」とか




「フカフカですね」とかいわれるが、




いきなり




「なんてかわいんでしょ」は




新鮮な響きに聞こえた。




良かったね大輔。




「なんてかわいんでしょ」











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