マリウポリ
ロシア軍によるとマリウポリが陥落したということである。
ウクライナの残存部隊は徹底抗戦するようだ。
ロシア侵攻が始まったとき自衛隊の同期の者に
「大変なことになったな、日本だってわからないぞ」
と言ったら
「まあ、おれらだって銃の引金は引ける」
と言ってきた。
確かに後期高齢者になって身体は動かないが
機関銃を前に置いて引金ぐらいは引ける。
したがって前には進めないが攻めてきた者に対して
防御することはできる。
マリウポリのウクライナ軍は絶望的な状況のようだ。
物資の補給もなく孤立した中での徹底抗戦は死を意味する。
ゼレンスキー大統領も徹底抗戦を叫んでいるが、
現地の指揮官が果たして部下に
命を捨てろと言う権利があるだろうか。
ましてや一緒に避難している一般市民を
巻き添えにしていいものだろうか。
胸が痛む。
ソビエト時代の初期1930年代、
ウクライナに集団農場を設営するため
強制的に自営農業をやめさせたため
飢饉が起き数百万人もの餓死者が出て、
その補充のため東部にロシア人を入植させた。
これが現在まで東部と西部の確執となっているということだ。
パレスティナとイスラエルの状況と同じである。
いずれも権力で人間の感情を規制しようとした結果である。
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